億り人が語る、「バブル崩壊」に備えた銘柄選びの重要性
専業投資家インフルエンサー、DAIBOUCHOUさんが日経平均4万円台という新時代での心得を語ります
2006年に資産10億円を達成した専業投資家インフルエンサーのDAIBOUCHOUさん。バリュー株・連続増配株・成長株をはじめ、さまざまなジャンルの有望銘柄や、それを発見するための情報収集術、過去の売買エピソードなどを語り尽くします。今回は、日経平均株価4万円台など、「過去誰も経験したことがない相場」へ突入した日本株市場について。半導体祭りとも言える現在ですが、DAIBOUCHOUさんは「バブル崩壊」の可能性も視野に入れた銘柄選びをしているようです。 実際に、DAIBOUCHOUさんが注目しているバブル崩壊にも強いと考えられる銘柄などをご紹介します。日経平均株価が4万円をつけました。私が株式投資をはじめたのが2000年5月のこと。この月の日経平均株価は1万8586円を高値にして下落トレンドが始まり、2003年4月には7603円まで下落しました。 それから21年近い年月をかけての4万円。ようやく、というか、やっと、というか、ひとまず最高値を更新できてよかったと、ここは素直に喜んでもいいところでしょう。 このように日経平均株価が高値を更新したことで、一部では「バブル再来か?」といった声も出ているようですが、1989年当時と今とでは、かなり状況が違います。 前回、最高値をつけたときは、企業だけでなく個人も昇給で懐が潤っていましたし、贅沢なものにどんどんお金を使うという印象がありました。世の中全体が浮かれているというか……。 でも、今はどうでしょう。確かに日経平均株価は高値を更新しましたが、どうもそこまで、懐が潤っている実感が、あまり湧かないのではないでしょうか。実際、インフレの影響で実質賃金はマイナスが続いていますし、都内マンションは値段が1億円超えで、とても買えたものではない。個人消費もほとんど盛り上がっていない。そう、1980年代のバブル経済とは違って、なんだかとても冷めているのです。
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DAIBOUCHOU