ジャケットの洗濯を「クリーニング」から「洗濯機のドライコース」に変えたら、どれくらい節約になりますか?
「ジャケットの汚れが気になるけれど、クリーニング代が高い。自宅で洗うことはできないのだろうか。」と、クリーニング代を節約し、浮いた分を他の出費に回したいと考える人もいるかもしれません。 「ドライコース」などデリケートな衣類を洗濯できる機能を使って家庭でジャケットを洗濯した場合、どれくらい節約になるのでしょうか。 そこで今回は、自宅の洗濯機でジャケットを洗濯した場合と専門店にクリーニングを依頼した場合の費用の違いを試算します。 ▼節約のためにトイレを「3回に1回」だけ流すのは危険! 節約効果とデメリットを解説
ドラム式洗濯乾燥機の「ドライコース」にかかるコスト
ドラム式洗濯乾燥機のドライコース(デリケートな素材の衣類を洗えるコース)を使用してジャケットを洗濯した場合、電気代・水道代そして洗剤代はどれくらいかかるのかをそれぞれ試算しました。 ■電気代 電気代の目安は、洗濯機の消費電力量と電気代の単価から以下の式を用いて算出します。 消費電力量(ワットアワー)÷ 1000 × 電気代単価(円) 一般的なドラム式洗濯乾燥機では、洗濯時の消費電力量は約65ワットアワーです。 電気代は、全国家庭電気製品公正取引協議会により「新電気料金目安単価」として示された単価から、31円/キロワットアワー(税込み)として計算します。上記2つの数値をあてはめて計算すると、洗濯1回にかかる電気代はおよそ2円となります。 ■水道代 一方、水道代はいくらかかるのでしょうか。 一般的なドラム式洗濯乾燥機のドライコースでは、標準使用水量が30リットルとされています。東京都の水道料金を基に1リットルあたり0.24円として計算すると、洗濯1回にかかる水道代はおよそ7.2円です。 ■洗剤代 ドライコース(クリーニングコース)で使用される「おしゃれ着洗剤」の価格を基に試算しました。 おしゃれ着洗剤が100ミリリットルあたり73円、ドライコース1回で使用する洗剤を40ミリリットルとして計算すると、洗濯1回にかかる洗剤代はおよそ29円です。水道代・電気代・洗剤代を合計すると、約38円となります。