じつは離婚一歩手前!?本人も気づかない「ステルス不仲」夫婦の特徴
夫婦不仲というと、いつも喧嘩していたり、まったく会話がなかったりといった状況を思い浮かべがちですが、じつはそうではないケースも少なくないんだとか。本人たちですら夫婦不仲を自覚していない、“ステルス不仲”の実態を、「恋人・夫婦仲相談所」の所長を務める三松真由美さんに教えてもらいました。 【画像】じつは離婚一歩手前!?本人も気づかない「ステルス不仲」夫婦の特徴
本人たちには見えていない夫婦の危機がある!?
私の主宰する「恋人・夫婦仲相談所」には、毎月多くの夫婦仲に関する相談が寄せられます。普段から夫婦喧嘩が絶えなかったり、浮気をきっかけに1カ月以上も口をきいていなかったりなど、明らかに夫婦仲が険悪なご相談もありますが、そのようなものばかりではありません。 ご相談対応の冒頭で普段の夫婦の様子をヒアリングさせていただくうちに「ちょっと待って。セックスレス解消より先にこっちに対応しなきゃ!」と、ご本人には見えていなかった危機が浮かび上がって来ることもよくあります。 夫婦仲の危機の深刻さは「喧嘩の回数」や「浮気の有無」だけでは測れません。 本人たちにはあまり自覚がないのに、専門家から見ると、夫婦仲がかなり深刻な状態に陥っている例も少なくないのです。 今回はそんな、本人も気づかない「ステルス不仲」な夫婦の特徴についていくつかご紹介しましょう。
「会話の少ない夫婦」が抱えるステルス不仲リスク
夫婦の会話の有無が仲良し度のバロメーターになることは、多くの皆さんが認識されていることでしょう。ただし「会話が少ない=不仲」とは限りません。 カップルによっては「二人ともおしゃべりなタイプではなく、静かな空間が好き」「最小限の会話で、お互いに理解しあっている」というように、会話が少ないけれど仲良しな場合もあります。 注目すべきは「夫婦のコミュニケーションに対して、居心地の悪さを感じていないか」という点です。たとえば会話が少ない理由が以下のような場合は、「ステルス不仲」の可能性があります。 1。一日中イヤホンを耳に入れっぱなしなので、話しかけにくい 2。話しかけられると面倒くさそうな雰囲気で、話をすぐに終わらせようとする 3。相手の話題に対して、否定的な意見や見下すような反応を返すことが多い 4。常に自分の意見や希望を押し通すので、会話がかみ合わない 5。相手に対して「(君の/あなたの)話は面白くない」と言った/言われたことがある これらはどれも、どちらかが夫婦間のコミュニケーションに居心地悪さを感じ、話しかけることをためらったり、あきらめてしまったりすることで会話が減ってしまったパターンです。 自分もしくは相手がこのような態度であったとしたら、たとえ喧嘩などはなくても夫婦仲はかなり危機的と考えてよいでしょう。