大雨の中の高校駅伝…“もも”まで水没し激走 途中で異例の中止…3日後に再開催も「もう1回走るのはきつい」 原監督「今後への教訓に」 大阪市
3日後に再開催「1週間くらい時間を置けば理想的」
監督に、選手のみなさんの様子を聞いた。 関西創価高校陸上部・北川竜之助監督: 4区の藤田は、2番目に長い8kmだったので、それをもう1回、3日後に走るのは、本人的にもなかなかきついというのは、言葉には出していないが、顔や雰囲気からは「もう1回か」という気持ちは多少あったと思う。 青井キャスター: 青山学院大学陸上部の原晋監督は、再び長い距離を走ることになった学生の気持ちについて、こう話します。 青山学院大学陸上部・原晋監督: “アスリートファースト”に立った視点で、多少時間を置いてもよかった。大会後3日という猶予は、高校生の体力を考えたときには1週間くらい時間を置けば理想的。 青井キャスター: また、運営側が大会を中止する判断は遅いとしつつ、今後への教訓になったと言います。 青山学院大学陸上部・原晋監督: (中止の)判断はもう少し早くできたんじゃないか。その対策は今までにない状況だったので、後手に回ったという点では致し方ないが、今後に生かしてほしい。 青井キャスター: 1区目・2区目まで、できていたわけですけれど、判断はなかなか難しいですね。 スペシャルキャスター パトリック・ハーラン氏(パックン): この状態で8km走ったら、体調や体力が回復するのに3日以上はかかると思います。悔しい思いをしたかもしれないですけど、いつかは笑える思い出話になってほしいなと思いますね。 街の人は今回の中止の判断について、どう考えているのか聞いた。 60代: 例えば細菌感染もあるし、寒さとか体温低下による健康を脅かす可能性が非常に高い。なんで開催しちゃったんだろう。 青井キャスター: 一方で、街の人からは「自分の予定」だったら、中止の判断を下すのは難しいと理解を示す声もありました。 40代: はじめにやる日に合わせてきたから、いろいろ準備もその日のために合わせてきてる。急に延期になるって言われても困るかもしれないし、行けなくなるかもしれない。 青井キャスター: 異例の天候が今や当たり前の時代となり、急な悪天候や猛暑での大会の開催など、運営側も難しい判断を迫られています。 (「イット!」11月6日放送より)
イット!