「ジェンダーギャップ指数」146ヵ国中125位の日本…女性が抱える“性被害”“家庭”“お金”などの問題に寄り添う「女性支援新法」とは?
◆「女性支援」の情報が充実
とはいえ、こうした行政の機関だけでは支援が届きにくい悩みや困難な問題を抱える女性もいるのが現状です。このため、より適切な支援に結びつけていくために、さまざまな関係機関や民間団体との連携や協働を進めていかなければなりません。 ひと口に「困難な問題」と言っても、「性被害に関する問題」「家庭の問題」「お金の問題」など、人によって抱える問題は違います。そんな、さまざまな困難を抱える女性のための女性支援ポータルサイト「あなたのミカタ」が開設されました。このサイトでは、支援を必要とする女性が必要な情報にアクセスしやすいように、女性が抱える問題の事例が紹介されていたり、地域の相談窓口などを掲載しています。 野中さんは「今後も継続してサイトの内容を充実させて、支援情報をお伝えできるようにしていきたいと思っています。また、今回お話した『女性支援新法』の概要なども分かりやすく紹介しています。まずは、女性に寄り添う新しい法律が施行されることを多くの方に知っていただき、いま生きづらさを抱えている女性には、ぜひこのサイトにアクセスしてみていただきたいです」と呼びかけました。
足立は、今回の話を聞いて、女性支援新法が女性のための革新的な法律であることが最も印象に残ったと言い、「これまで女性の福祉に特化した法律がなかったので、困難な問題を抱える女性の支援に関する法律が新しくできて、女性としてはすごくありがたいなと思いました」と、4月からの施行に期待を寄せます。 一方、青木は「一人ひとりの女性が抱える問題や状況は違いますから、それぞれの女性の気持ちに寄り添ったきめ細かな支援が、途切れることなくおこなわれることに期待したい」と話していました。 (TOKYO FM「青木源太・足立梨花 Sunday Collection」2024年2月18日(日)放送より)