「戒厳真相究明」 韓国与野党参加の「国政調査」開始…きょう初会議
尹錫悦(ユン・ソクヨル)大統領の12・3戒厳事態を真相究明するための国会国政調査特別委員会が31日に始まる。これに先立ち最大野党「共に民主党」が主導した内乱常設特検法・一般特検法が国会本会議で議決されたが、特別検察官任命などが遅れ、国政調査が特検より早く実施される。 この日、与野党は本会議の前に特別委の初全体会議を開いて委員長、幹事を選出し、国政調査実施計画書を採択する。正式名称は「尹錫悦政権の非常戒厳宣言を通じた内乱の真相究明国政調査特別委員会(国調特別委)」に決まった。議席数に基づいて民主党10人、国民の力7人、非交渉団体1人で構成される。 特別委委員長は安圭佰(アン・ギュベク)共に民主党議員が引き受ける。与野党の幹事には金成願(キム・ソンウォン)国民の力議員、韓秉道(ハン・ビョンド)民主党議員が選出された。国民の力では韓起鎬(ハン・ギホ)議員、姜善栄(カン・ソンヨン)議員、郭圭沢(クァク・ギュテク)議員、朴俊泰 (パク・ジュンテ)議員、林鍾得(イム・ジョンドゥク)議員、朱晋佑(チュ・ジンウ)議員が、民主党で秋美愛(チュ・ミエ)議員、閔洪喆(ミン・ホンチョル)議員、白恵蓮(ペク・ヘリョン)議員、金炳周(キム・ビョンジュ)議員、金勝源(キム・スンウォン)議員、閔炳徳(ミン・ビョンドク)議員、尹建永(ユン・ゴンヨン)議員、朴善源(パク・ソンウォン)議員が委員として活動する。非交渉団体からは竜慧仁(ヨン・ヘイン)基本所得党議員が参加する。 特別委初会議は前日に予定されていたが、チェジュ航空旅客機惨事のため一日延期された。当初、国民の力は内乱国政調査に否定的な立場だったが、世論の厳しい視線のため24日、国調特別委に参加することを決めた。 民主党議員らは国政調査で非常戒厳が反民主的で反憲法的な行為だったという点を強調し、尹大統領弾劾世論を高めるのが目標だ。特別委委員も法律家、軍・情報機関出身者で構成した。一方、国民の力は野党の一方的な攻勢を遮断し、民主党が李在明(イ・ジェミョン)代表防弾用に政局を誘導していると主張する方針だ。 過去に朴槿恵(パク・クネ)大統領が弾劾された国政壟断事件当時にも国会国政調査が毎回大きな関心を集め、世論形成に大きな影響を及ぼしたという評価がある。