「ご祝儀高すぎ…」結婚式に行きたくない人は意外と多い?それでも、みんな結婚式をする理由
with onlineをご覧になっている皆さま、お疲れ様です。ニューレディーの肉乃小路ニクヨです。本日もwith編集部に寄せられたオシゴト女子のお金の相談に回答していきたいと思います。 【デキ婚・授かり婚】で離婚する割合はどれぐらい?気になる印象やメリットも解説!
【今回のお悩み】 東京都 進撃の凡人 27歳 「私は27歳フリーターです。友人から結婚式に招待されることがあるのですが ①御祝儀3万円が自分の金銭感覚的に高すぎる ②ヘアメイクやドレス、交通費等にもお金がかかる ③多額のお金をかけて挙式する意義が疑問で冷めた気持ちになる ④人とのコミュニケーションが苦手で精神的に疲れる ⑤休みが潰れるので身体的にも疲れる という理由で参加を断りたいのですが、友人に対して断りづらいです。 生活に余裕がある人でない限り、挙式せず貯蓄・投資すべきでしょと思いますが、ニクヨさんはどうお考えですか」
結婚式に呼ばれない女装家
実は私はお金を払って招待客として結婚式に行ったことが人生において3~4回くらいしかありません。結婚式の2次会などにお金をいただいてショウガールとして呼ばれた数の方がずっと多いのです。私が普段はゲイのおじさんで、友人はゲイだらけということもあると思いますが、それでも周囲と比べると少ないなと思っています。友達の数自体が少ないからかな……。 だから、一般的に20代後半に訪れると言われる「ご祝儀地獄」なるものを経験したことがありません。でも客観的事実として、20代後半に1回3万円のパーティーに参加することは経済的に厳しい気持ちはよくわかります。しかも「幸せのおすそ分け」的な感覚で招待されるのも辛いだろうなというのはわかります。「幸せのカタチ」なんて人それぞれだし、好みでない幸せをおすそ分けされてもねぇって意地悪な私は思ってしまいます。はっ…それが相手にも伝わっているから結婚式に呼ばれないのかしら……。
結婚式に友達を呼ぶ意味
結婚式に友達を呼ぶというのはお葬式などである「互助会」的な感覚だと思います。出席する側は「あなたの式に出たのだから、私の時も綺麗な恰好をして、お金払ってお祝いに来てくださいね」という前提がありますし、呼ぶ方も「あなたの式にも出てあげるから、お祝いしてよ」という感覚です。 ちょっと前の時代までは世の中でハレの日と呼ばれているのは冠婚葬祭くらいしかなく、その時に自分が恥をかかないように、他人様の式にも参加しておくケースが多かったように思えます。あとは式場に若くて綺麗に装った同年代の男女を集めることで、出会いの場という機能もあったかもしれません。しかし現代では葬儀もどんどんと個人的になり、結婚式以外にもちょっとしたパーティーの数も増えているので、ハレの日も地味に増えていて、なおかつ出会いの機会もマッチングアプリなどの台頭で増えています。アフターコロナではこの傾向が更に高まると思います。このように結婚式に対する期待値が下がってきていて、それを考えると3万円の費用+装飾代+交通費というのはコスパが悪いという意識が出てくるのも納得です。