戦力アップ失敗!? J1、夏の補強評価ランキング11~20位。最下位となってしまったのは…
18位:FC東京
【IN】 • エヴェルトン・ガウディーノ[グレミオ・フット=ボール・ポルト・アレグレンシ(ブ ラジル)/期限付き] 【OUT】 • 寺山翼[鳥栖/期限付き] • 徳元悠平[名古屋/期限付き] • 熊田直紀[いわき/期限付き] • 西堂久俊[岐阜/期限付き] • ジャジャ・シルバ [鳥栖/期限付き] • 松木玖生[サウサンプトン(イングランド)] • 荒井悠汰[富山/期限付き] • 小川諒也[シント=トロイデン(ベルギー)/完全移籍] 徳元悠平、松木玖生ら多くの選手がこの夏にチームを離れたが、新たに加わったのはエヴェルトン・ガウディーノ1人だった。サイドバック(SB)やMFの層の薄さは気になるところで、小泉慶や高宇洋らが負傷離脱するようだと、苦しい戦いを強いられそうだ。 ウイング(WG)の能力を押し出すことでゴールに迫っていくFC東京の戦い方を見ると、ガウディーノが加入したことによる効果はあるだろう。強引な突破とそれを支えるスクロールの大きさが特徴で、スピードとフィジカルを活かしながらクロスを供給したりと、1人で局面を打開できる。セットプレーのキッカーとしても期待できる。 6試合勝利がなく、10位まで順位を下げた。8月24日の京都サンガF.C.戦では0-3というショッキングな敗北を喫したが、続くサンフレッチェ広島戦では2点を追い上げる気迫を見せた。現有戦力で再浮上するには、ガウディーノの爆発が必要になりそうだ。
19位:セレッソ大阪
【IN】 • 髙橋仁胡[バルセロナU19(スペイン)/新加入] • 山﨑凌吾[京都/新加入] 【OUT】 • 渡邉りょう[磐田/期限付き] • ジョルディ・クルークス[磐田] • ジャスティン・ハブナー[ウォルヴァーハンプトン(イングランド)/復帰] • 清武弘嗣[鳥栖/期限付き] • 毎熊晟矢[AZアルクマール/完全移籍] キープレイヤーだった毎熊晟矢が移籍したことで生まれた穴を埋めるように、奥田勇斗が台頭してきた。毎熊とはタイプが違うが、サイドを駆け上がることも、内側でボール保持に絡むこともできるので、チームのスタイルにもしっかりとフィットしている。 左サイドバック(SB)としてはバルセロナU19から髙橋仁胡が加わった。技術があるのはもちろん、相手のプレスを引き出しながら、SBの位置から攻撃の起点となることができるのも魅力だ。登里享平の後釜になり得る素質を持っている。 得点ランキングトップタイの17得点をたたき出すレオ・セアラのポジションには、山﨑凌吾が加わった。エースの負担を軽減させることのできるFWで、プレッシングや守備ブロックに入る献身性は、湘南ベルマーレや京都サンガF.C.で曺貴裁監督に叩き込まれている。クロスや後方からのフィードのターゲットとしても存在感を示してくれるだろう。 セレッソ大阪はリーグ戦では2か月も勝利から遠ざかっており、8位まで順位を落としてしまった。これ以上順位を落とさないためにも、山﨑の奮闘は必須になるだろう。