リオ五輪の公式オークションが“銀バトン騒動”に便乗商売?!
「また、もうひとつお知らせしたいことは、私たちは日本のマーケットから特別に関心を持っていただいたことにより、リオ五輪で日本が41個のメダル獲得したことを記念して、リオ五輪のトーチを発売することにしました。限定116個です。オークション形式と、価格固定の2つの方法で販売しています」 400mリレーのバトンは、8月22日に出品されたが、THE PAGEが報じるまで約3万円程度の入札額だった。それが一気に300万円まで高騰、しかも、ほとんどが日本からのユーザーだったことに目をつけたオークションサイドは、一度出品したバトンを取り下げたことに関する正式な声明や理由説明などをする前に、日本のユーザーをターゲットにした新商品を出品したのだからあきれる。 出品されたのは、リレートーチだが、「すごい!」という日本語と共に今大会で日本が獲得した金、銀、銅のメダル獲得数が書かれた特別プレートのようなものが張られた完全な日本仕様の商品。今大会では116個のトーチが使用されたが、そのうちの何個かを日本仕様に変えて、急遽、出品したようである。 執筆時点で入札数は、36人。最高額は、約13万2000円ほどで彼らが価格固定した設定金額の約31万円を大きく下回っている。この記事が、また逆に彼らの宣伝になってしまうとすればしゃくだが、今回の便乗商売のやり口は、悪質で気分が悪い。東京五輪では、公式オークションを行うのかどうか、その場合、売り上げ金はどういう目的で何に使うのか、そしてもし開設するのならば、その運営会社の選定から慎重に行わねばならないだろう。