パリ土産は金メダルだけじゃなかった…デュラントがサッカーの強豪PSGの少数株主に
パリ2024オリンピックでアメリカに優勝をもたらしたケビン・デュラントが、持ち帰ったのは金メダルだけではなかったようだ。 【動画】デュラントがPSGの練習場を訪れた実際の映像 フランスの名門サッカーチームであるパリ・サンジェルマン(PSG)は8月14日(現地時間13日)、デュラントがクラブの少数株主になったことを発表した。 『ESPN』によると、4度のゴールドメダリストは、2023年にPSGの株式12.5パーセントを取得したアメリカの投資ファンド「アークトス・スポーツ・パートナーズ」を介して今回の投資を実現。チームの市場価値は46億ドル(約6700億円)と言われており、『Forbes』が発表したサッカークラブの市場価値ランキングでは第7位にランクインしている。 デュラントがPSGの投資グループに加入した目的は、2025年にFIFAクラブワールドカップ、2026年にFIFAワールドカップがアメリカで開催される予定であることから、マーケティングならびにスポンサーシップの側面より米国内でPSGのブランド価値を高めるためとされている。 フェニックス・サンズの背番号35は、オリンピックのブラジル戦の直前に総工費3億5000万ユーロ(約570億円)と言われるクラブの練習施設『PSGキャンパス』を訪問。下部組織との交流や、トップチームの選手たちからジャージをプレゼントされる過程で、パリやPSGの印象を以下のように語っている。 「パリに戻ってくるのは最高だよ。いつ来ても良い気分になる。ファンは至るところでバスケットボールを楽しんでいるし、またフランス国民のみんなの前でプレーできるのは喜ばしいことだ。パリが特別な理由は歴史にある。スポーツへの愛情、アート全般への愛情。それを作っているのは国民で、ここに来るたびに彼らはスポーツを賞賛してくれる。それに、街全体も美しいよね。PSGキャンパスの第一印象?素晴らしい。ここは世界で最も充実した練習施設だ」 デュラントがサッカーに強い関心を抱いているのは周知の事実だろう。同選手は米国のプロサッカーリーグであるMLS(メジャーリーグサッカー)所属のフィラデルフィア・ユニオンにも投資しており、2020年から共同オーナーを務めている。 デュラントは、かつて『Forbes』に対して「俺はNBAチームを所有し、運営していきたい。毎日運営して、リーグを超えて若い選手たちへインパクトを与えたい」と将来の夢を語っており、プロスポーツチームのオーナーシップに大きな熱量を持っている。 史上最高傑作のスコアラーは、すでに引退後のセカンドキャリアを見据えて経営手腕を養い始めている。 文=Meiji
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