「1年生の頃から応援していた選手が本当にたくましくなった」 箱根駅伝初優勝を狙う國學院大にOG・相川七瀬がエール
マラソンで学生記録を打ち立てた「絶対的エース」
箱根駅伝は近年、青山学院大学と駒澤大学の2強が鎬(しのぎ)を削ってきた。が、2025年は優勝候補の一角にエース・平林清澄(きよと・22)を擁する國學院大學が食い込む。千載一遇の機会に、平成の歌姫・相川七瀬もOGとして初優勝に期待を寄せている。 【写真を見る】「美貌はあのころのまま!」 大学院に通う相川七瀬(49) ***
國學院は神道の教育機関としての歴史があり、1882年設立の皇典講究所を前身とする。陸上競技部も130年を超える伝統を持っているのだが、箱根駅伝の初出場は2001年。青学や駒大のような強豪校ではなかったものの、 「國學院は24年10月の出雲駅伝、11月の全日本大学駅伝で優勝しており、いま勢いに乗っています。箱根で優勝すれば大学駅伝三冠なのですが、過去に達成したのは5校だけです」 とはスポーツ紙デスク。 「國學院は09年に監督に就任した前田康弘氏(46)が、一から作り上げてきたチームです。躍進の原動力は4年生の絶対的エース・平林。24年2月の大阪マラソンでは、2時間06分18秒という学生記録も打ち立てて優勝しています」
前田監督が相川七瀬に語った「このチームは必ず強くなる」
おのずと三冠にも期待がかかる。ただし、 「箱根の特徴は何といっても厳しい山越えがあることです。また区間の数も多く、出雲は6区間、全日本は8区間なのですが、箱根は往路復路合わせて10区間あります。そのため、出場選手の層の厚さが重要になるのですが、この点で國學院はライバルの青学や駒大に劣っています」(前出のデスク) 天下の嶮は甘くないというのだが、そんな國學院にエールを送る意外な有名人がいる。 「私はもともと箱根駅伝のファンで、國學院には学生としても通っていたので応援しているんです」 そう語るのは、デビュー曲「夢見る少女じゃいられない」(1995年)などで知られる歌手の相川七瀬(49)だ。3児の母親でもある彼女は45歳で國學院大學神道文化学部に入学。2024年4月から同大学大学院に進学している。 「大学入学後、前田監督と取材で会うご縁をいただきました。監督がその際に、当時1年生だった平林選手を含めて“彼らの代が4年生になった時に、このチームは必ず強くなる”と仰っていたのを覚えています」(同)