衆院法務委員長に立憲・西村智奈美氏が就任へ 選択的夫婦別姓の実現目指す
国会人事をめぐり、野党へ新たに割り当てられた衆議院法務委員長に立憲民主党の西村智奈美前代表代行が起用されることが明らかになりました。 立憲民主党は過去に選択的夫婦別姓を導入する民法改正案を衆議院に提出したこともあり、改正案が審議される法務委員会の委員長ポストを得ることで、選択的夫婦別姓をめぐる国会審議をリードして実現を目指す狙いがあります。 立憲の法務委員長ポストへのこだわりは強く、17の常任委員長ポストの配分をめぐって、当初は与党9、野党8で与野党が合意していましたが、立憲民主党が2つの委員長ポストを与党側へ譲る代わりに法務委員長ポストを獲得しました。 ある立憲幹部は「選択的夫婦別姓を何としても実現したいという野田代表の強いこだわりがあり獲得せよと直接指示があった」と明かしました。 また、政治資金規正法の改正など政治改革について議論する政治改革特別委員会の委員長ポストも立憲民主党に割り当てられ、渡辺周衆議院議員の起用が内定しました。 そのほか、野党に割り当てられた委員長ポストのうち、安全保障委員長と消費者問題特別委員長が日本維新の会に、決算行政監視委員長が国民民主党に割り当てられる予定です。 【立憲民主党の衆議院委員長・会長】※内定 法務委員長 西村智奈美 環境委員長 近藤昭一 国家基本政策委員長 泉健太 予算委員長 安住淳 懲罰委員長 菊田真紀子 政治改革特別委員長 渡辺周 沖縄北方問題特別委員長 逢坂誠二 拉致問題等特別委員長 牧義夫 憲法審査会長 枝野幸男