西鉄が自動運転バスの実証実験 2025年度の実用化を目指す
テレQ(TVQ九州放送)
バス業界では運転手不足と、利用者の減少に伴う採算性の悪化が問題となっています。この課題を解決しようと、西鉄などが2025年度の実用化に向け、自動運転バスの実証実験を行いました。 この実証実験は2023年に続き行われたもので、2024年は2023年より7キロほど長く、北九州空港からJR朽網駅までの約10.5キロで実施しました。さらに車線変更や赤信号を認知しての停車、途中のバス停で停車ができるかなど新たな実験が行われました。自動運転の大きな特徴は、「3Dマップでの運行」です。事前に記憶させた3Dマップとバスについているセンサーで、常に現在地を把握、前方に車などを検知すると自動で停車、もしくは車線の変更などをします。運転手は常時運転席で安全確認し、必要に応じて運転することもありますが、運行する西鉄は最終的に特定の条件でシステムに全ての運転を任せる「レベル4」を目指しています。 西鉄 未来モビリティ部 古屋永吉課長 「自動運転技術を活用して運転手不足の解決策として活用できないかと考えています」 12月12日からは一般向けの試乗も行われ、早ければ2025年度には自動運転バスの実用化を目指します。
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