秋の実り、全身で満喫 立山町(富山)・白雪牧場で収穫祭
秋の豊かな実りを楽しむイベント「立山収穫祭」が3日、富山県立山町末谷口の耕作放棄地を再生した白雪牧場で開かれ、大勢の来場者が食や音楽、動物との触れ合いを満喫した。 「田園の原っぱで秋の豊かな時間を過ごしてほしい」というコンセプトで、白雪牧場を営む坂口創作代表が企画。3年に1度の「立山農芸祭」に加え、昨年から開催している。 食、農業、クラフト、自然体験、音楽など多彩な分野の20以上の団体が県内外から出店。地元の釜ケ渕小学校の児童らは農産品などを販売し、自然活動を通じて子どもの自主性や感性を育む保育施設「里のようちえん」の子どもたちは焼き鳥を売り出した。 県内のALT(外国語指導助手)がスタッフとして参加した異文化交流のコーナーがにぎわいを見せたほか、おにぎりの移動販売をする「Mr・玄米」こと大石雅和さん(立山町)と農学博士の荒生秀紀さん(山形県)によるトークショーや音楽ステージも盛り上がった。
会場では子どもたちが牧場で飼育するポニーの親子と触れ合ったり、虫捕りを楽しんだりする姿が見られ、のどかな秋の時間が流れていた。