城島リーダーと畑活! TOKIO-BAで体験する、''農''のある暮らし
── 森だけではなく、海もですか? はい。一見、森と海は対極にありそうなイメージですが、昔から「豊かな森は豊かな海を育てる」と言われるほど、森林と海は河川を通じてつながっています。それに近年、世界の海面温度が上昇し続けていることで、とれる魚が変化し、日本の漁業にも大きな影響を与えていて。 でも、海の中って地上に比べて見えないじゃないですか。だから、その変化にも気づきにくい。だけど、例えば台風が通り過ぎたあとの海の中は、実は地上よりも大きな被害が出ていたりするんです。僕たちはDASH海岸などで海のことにも関わっているので、現場でそうした変化を感じています。 海の環境変化は決してひとごとではなくて、巡り巡って森林環境や農業にも影響してくる。海の問題に関心を持ってもらうためにも、TOKIO-BAでは山と海の「循環」を意識した取り組みも行っていく予定です。 ── 今後、TOKIO-BAでは温泉やキャンプ場、カフェなど様々なアイデアが計画されています。城島さんはこれからTOKIO-BAがどんな場所になってほしいと思いますか? 今、全国で寝転がって本を読んだり、ボーッとができたりする、いい意味で「何もない場所」が減ってきていますよね。やっぱり誰もがのびのびと遊べる場所は必要だと思うし、その一つがTOKIO-BAになってほしい。そして、僕たちの取り組みが良いモデルケースとなって、全国にこういう場所が増えてほしいですね。 そして、畑づくりに関わったBA-ddyたちが、次はどこかで畑づくりを教える立場になることを期待していて。そんな風にTOKIO-BAに共感してくれた人々が全国広がり、「TOKIO-WA(輪)」になると嬉しいです。
取材: 長谷川琢也 執筆: 吉野舞 撮影: 番正しおり 編集: 友光だんご(Huuuu)