城島リーダーと畑活! TOKIO-BAで体験する、''農''のある暮らし
── 畑づくりはどのように進められたのでしょうか? BA-ddyの中には農業未経験者から家庭菜園の経験者まで様々な人が集まったんですけど、あれこれ説明するよりもまずは最初に鍬を渡して、畑を耕してもらいました。そうすると、特に初心者の人なんかは次の日は筋肉痛だし、「畑を耕すだけでこんなに大変とは......」と思う(笑)。ですが、農業ではこの経験がとても大切で。 なぜなら普段、野菜をスーパーで買う時って「この野菜は誰がどんな風に育てているんだろう?」といったことはなかなか考えないですよね。それこそ今回は農家さんの大変さを肌で感じてほしかったので、あえて最初は固い土の上で力任せに鍬を動かしてもらいました。その後、「こうやると楽ですよ!」って正しい持ち方を教えると、それが体に染み付くんですよね。そこからが農業の物語の始まりなんですよ。 ── 手取り足取り教えるのではなく、まずは自分でやってみて、間違いに気づくことが大切なんですね。 そうなんです。みんな最初は大変そうでしたけど、草抜きを率先してやってくれたり、毎週オンライン会議を開いたりと、どんどん農業に夢中になっていって。中には僕よりも農業に詳しくなっている方もいて驚きました。
やっぱりスマホ一台あれば何でも用が足りる時代に、わざわざここまで来て土に触ることに意味があって。BA-ddyのみんなはたった数ヶ月の畑づくりの経験で、年齢関係なく、ものの見方が180度変わったと思いますよ。ケータイのアンテナが「バリ3」から「バリ5」になるみたいな感じかな。ちょっと例えが古いか(笑)。
先人たちの恩恵を次世代につなげていくために
── 城島さんはこれまでテレビ番組などを通じて、長年農業経験を積まれてきましたが、「農業って面白い!」と思うようになったのはいつ頃だったのでしょうか? 最初は面白いというよりも、大変なことの連続でした。僕は29歳の時に、初めて鉄腕DASHで農業を体験したんです。大勢の前でライブをした次の日に山奥で畑を耕している時は「あれ、昨日まで武道館でギター弾いてたよな?」と、そのギャップについていけませんでした。