自民、「議員のみ傍聴」を再提示 政倫審、野党側は全面公開要求
衆院政治倫理審査会の与野党筆頭幹事が27日、自民党派閥の政治資金パーティー裏金事件を受けた政倫審の開催を巡り国会内で協議した。自民は国会議員の傍聴に限って認める案を再提示。野党側は報道機関による取材を含む全面公開を求め、拒否した。これにより、午前に予定していた政倫審幹事会は延期された。公開の在り方を巡って与野党の対立が激化した。 与党筆頭幹事を務める自民党の丹羽秀樹氏は、出席予定の5人の一部に全面公開を受け入れる意見があると明らかにした。 衆院で政倫審は過去9回開催。完全非公開は1例しかなく、報道公開されたのは公設秘書給与流用疑惑の田中真紀子元外相のケースなど5例ある。