大成功! J1、今季前半戦のベスト補強ランキング1~10位。1位はFC町田ゼルビアのドレシェヴィッチ!
7位:木村勇大(東京ヴェルディ) 生年月日:2001年2月28日(23歳) 前所属クラブ:京都サンガF.C.(ツエーゲン金沢に期限付き移籍) 今季リーグ戦成績:20試合9得点1アシスト 木村勇大は、京都サンガF.C.から期限付き移籍で東京ヴェルディに加入したFWで、今季大ブレイク中だ。ここまで20試合に出場して9得点1アシストを記録している。 木村は身長185cm・体重84kgという日本人離れした体格を活かし、前線で身体を張るプレーを得意としており、染野唯月や山田楓喜といった同世代のアタッカーを活かすことができる。 自らゴールを狙う意欲も高く、第2節の浦和レッズ戦で見事な反転ボレーを決めてJ1初得点を挙げ、好発進した。その後はコンスタントにゴールを決めており、ここまでリーグ戦でチーム最多の9得点をマークしている。天皇杯でも1得点を挙げており、すでにシーズン通算2桁得点を達成している。 木村はヴェルディのジュニアで育った。関西学院大学在学中には、特別指定選手としてヴェルディの練習に参加していたため、以前から同クラブになじみのある選手ではあるが、昨季までJ1でのゴールはなく、J2でもわずか1得点だった選手がここまでフィットするとは、多くの人にとって予想外だったかもしれない。 今季ホーム初勝利となった第12節のジュビロ磐田戦で2得点を決めた木村は試合後にクラブ公式サイトで、「昨季は全然試合にも出られなくて、今季はこうやってずっと開幕から使ってもらっていて、いい意味で連戦なので疲れはありますけど、すごく幸せな疲れです。こうやってピッチに立たせてもらっていることに感謝しかない」と語り、充実感を口にしていた。
6位:荒木遼太郎(FC東京) 生年月日:2002年1月29日(22歳) 前所属クラブ:鹿島アントラーズ 今季リーグ戦成績:14試合6得点0アシスト パリ五輪世代の荒木遼太郎は、鹿島アントラーズからの期限付き移籍でFC東京に加入している。 開幕戦のセレッソ大阪戦で2得点を挙げる衝撃的なデビューを果たすと、第6節までに5得点を決めた。その活躍が評価されて、AFC U-23アジアカップ2024を戦うU-23サッカー日本代表に呼ばれている。大会を終えた後、第15節以降は得点が止まっていることは気がかりではあるが、やはり攻撃のカギを握る選手であることは間違いなく、荒木が加入していなければ、いまごろFC東京はもっと厳しいシーズンになっていただろう。 荒木は、ここまでチームトップの6得点を記録しているほか、枠内シュート10本もチーム最多の数字だ。セットプレーのキッカーを務めるほど精度の高いキックがあり、自ら決めることも、味方を活かすこともできる。プレーのバリエーションが豊富で、常に複数の選択肢を持ってプレーしている印象で、攻撃のあらゆるタスクをこなせる選手だ。 プロ2年目の2021シーズンにリーグ戦36試合出場10ゴール7アシストを記録してベストヤングプレーヤー賞を受賞した荒木は、その後負傷もあってなかなか飛躍できずにいた。FC東京にとってだけでなく、荒木にとってもキャリアのターニングポイントになり得る移籍となるかもしれない。