大成功! J1、今季前半戦のベスト補強ランキング1~10位。1位はFC町田ゼルビアのドレシェヴィッチ!
5位:大橋祐紀(サンフレッチェ広島) 生年月日:1996年7月27日(27歳) 前所属クラブ:湘南ベルマーレ 今季リーグ戦成績:19試合9得点3アシスト 大橋祐紀は、2024シーズンのJ1リーグでここまで9得点を記録しているサンフレッチェ広島の新戦力だ。広島にとっては、狙い通りの成果を上げていると言えるだろう。 大橋はプロ入り後に大けがが続いてなかなかブレイクできずにいたものの、2023シーズンに湘南ベルマーレで23試合に出場して13得点3アシストと結果を残した。広島はこのシーズン、チーム総得点が42と得点力不足が課題で、得点パターンが豊富で運動量もある大橋は、まさにチームに欠けていたピースだった。 浦和レッズとの開幕戦で2得点を挙げて好スタートを切った大橋は、その後も古巣の湘南戦で2得点を決めるなど、コンスタントにゴールを挙げている。YBCルヴァンカップでも4得点を決めており、すでに公式戦のゴール数は13だ。シュート数46はリーグ5位の数字で、積極的にゴールを目指すスタイルがデータにも表れている。 前述のとおり、広島の昨季のリーグ戦総得点は42点だった。今季は第21節終了時点で37得点とリーグ最多である。広島のチャンスをつくる攻撃の力を考えれば、大橋の活躍はある程度予想できたことであるため5位としたが、広島にとって最高の補強となっていることは確かだ。
4位:谷晃生(FC町田ゼルビア) 生年月日:2000年11月22日(23歳) 前所属クラブ:ガンバ大阪 今季リーグ戦成績:19試合14失点 谷晃生は、J1で首位を走るFC町田ゼルビアの正GKだ。ここまでの働きをするとは、多くの人にとって予想外だっただろう。 ガンバ大阪の育成組織出身の谷は、10代の頃から注目されていたGKで、プロ入り後は2020年から3シーズンにわたって湘南ベルマーレに期限付き移籍で加入し、経験を積んだ。しかし、満を持して2023シーズンにガンバ大阪に復帰すると、開幕レギュラーとなったものの、失点に直結するミスが続き、ベテランの東口順昭にポジションを明け渡し、夏にベルギー2部のFCVデンデルEHに期限付き移籍となった。初のヨーロッパ挑戦でもレギュラー争いに敗れ、今季から町田に加入している。 堅守速攻のスタイルを貫く谷は、守備範囲の広さとセービング技術の高さを活かして、町田の最後の砦として君臨している。クロスキャッチ率42.9%はリーグトップの数字で、ここから素早く攻撃につなげるパターンもみられている。 GKとしてゴールを守る能力が高いことは間違いない谷は、2023シーズンに失った自信を取り戻せるかが重要だった。J1初挑戦の町田が首位に立っているという事実だけでも、谷が本来の輝きを取り戻す自信につながっていることは間違いない。谷の能力を信じて獲得に踏み切った町田にとっても会心の補強だろう。