樋口和貞が10周年記念試合を自身の白星で飾る。「ハリマオ、前向いて少しずつ前進していきます」【DDT】
DDTプロレスが6月11日、東京・花やしき内浅草花劇場で「What are you doing 2024 TOUR in ASAKUSA」を開催した。樋口和貞がデビュー10周年記念試合に臨み、自身の白星で飾った。 樋口は大相撲の八角部屋を経て、2014年にDDTに入門。若手を主軸とした新ブランドDNAの創設メンバーとなり、同年11月28日、東京・北沢タウンホールでのDNA旗揚げ戦でデビュー。2017年7月にDNAを卒業し、DDTに移籍。2020年1月には坂口征夫、赤井沙希(ともに引退)とイラプションを結成し大暴れ。2022年7月3日には「KING OF DDT」トーナメントを初制覇し、空位だったKO-D無差別級王座を初戴冠。同月24日には吉村直巳(欠場中)とのコンビでKO-Dタッグ王座も奪取し2冠王として、団体をけん引した。KO-D無差別級王座は2023年1月に陥落したが、DDTには欠かせないヘビー級戦士として、常にトップ戦線で活躍している。 記念試合で樋口は同期の中津良太(BASARA)、石田有輝とのハリマオ・トリオで、バーニングの遠藤哲哉、飯野雄貴、高鹿佑也組と激突。樋口が強烈なチョップを遠藤に叩き込めば、遠藤はエルボーで返し、チョップとエルボーの打ち合いが続く。樋口は飯野とはラリアットの相打ち。高鹿は樋口の腕を攻めていくが、ムーンサルトプレスは自爆となり、ハリマオペースへ。高鹿に中津が投げ捨てジャーマン、石田はぶちかまし、樋口はラリアットを繰り出す。再び高鹿が腕を攻撃していくが、振り切った樋口はヘッドバット、ドクターボム、かちあげへとつなぎ、完全無欠の3カウントを奪った。
マイクを持った樋口は「おかげさまでプロレスラーやって、10年迎えることができました。樋口和貞、横にいる中津良太もです。同じ日にデビューしました。今日は大阪から石田も来てもらって、吉村もいつもありがとう。DDT、まだまだ戦いは続きますけど、自分らハリマオ、前向いて少しずつ前進していきます」とあいさつ。 バックステージで樋口は「10周年を迎えられたことはやっててよかった。10周年記念試合をDDTで組んでもらって、本当に皆さんのおかげで進んでここまでたどり着くことができて、うれしく思ってます。ハリマオの皆さんもありがとうございました」としみじみと語った。 また、GLEATの7月1日、TOKYO DOME CITY HALL大会で田村ハヤトが保持するG-REX王座への挑戦が決まった飯野は「俺、聞いてないよ。田村ハヤトが勝手に決めて。まあいいよ、どうせまた7月1日に俺にスピアーでへし折られるんだからよ。G-REXのベルトを俺が獲って、田村ハヤトをへし折ってやる」とベルト獲りを宣言した。