【奈良県 2024年版】秋の絶景・風物詩10選 紅葉と緑が織り成す“錦の里”「正暦寺の紅葉」
暑い夏もようやく終わり、心地いい季節。旅をしたい気持ちが高まってきました。 紅葉や秋祭り、収穫のよろこびなど、日本にはたくさんの美しい秋の絶景・風物詩があります。そんな日本ならではの魅力を感じるとっておきのスポットをご紹介。 【画像】十津川村にある落差約32メートルの名瀑「笹の滝」ほか奈良県の秋の絶景10選を写真ですべて見る。 「いつか」の旅行の参考に。眺めても美しい、秋ならではの豊かな景色をお楽しみください!
◆正暦寺の紅葉
一条天皇の発願により、正暦3(992)年に関白九条兼家の子兼俊が創建したとされる正暦寺。菩提寺山中腹の深い自然の中にあり、秋になると参道から境内まで色とりどりの紅葉で美しく染まります。 境内にある約3,000本の楓が織りなす光景が圧巻で、奈良屈指の紅葉の名所として古くから親しまれています。楓が黄色や赤に色付くと、木々の緑と織り交じり錦の色に見えることから、『錦の里』とも呼ばれます。 数寄屋風客殿建築であり、国の重要文化財に指定されている福寿院から眺める秋の借景庭園も絶景です。 見ごろの時期:11月上旬~12月上旬 正暦寺の紅葉(しょうりゃくじのこうよう) 所在地 奈良市菩提山町157
◆柿の葉寿司
奈良を代表する郷土料理である柿の葉寿司は、全国第2位の柿の生産量を誇る奈良だからこその料理。正倉院文書にも柿の記載があるという奈良では、江戸時代中期から五條や吉野川流域といった柿の産地の家々で親しまれていたという。 現在では、数多くの専門店ができ、観光客も気軽にその味わいを楽しめるのはもちろん、定番の塩サバや鮭以外の旬の素材を使ったレシピがあったり、紅葉を使った味わい深い柿の葉寿司が誕生するなど、楽しみ方もさまざま。 奈良へ紅葉狩りに行くときのお供として、持参するのもおすすめ。 柿の葉寿司(かきのはずし)
◆笹の滝
「笹の滝」は、十津川村にある落差約32メートルの壮大な滝。雄大な自然の中にあり、水量豊富で流れが速く、間近で眺めると迫力満点。 秋になると紅葉でいっそう美しく引き立てられた滝の景色を、多くの人が楽しみに訪れます。 滝までは駐車場から徒歩10分ほどで、距離はそれほど長くありませんが、道は細く、急傾斜地や岩上を歩くこともあるので、歩きやすい靴で行くのがおすすめ。 ※駐車場までの道は大変狭いので、日中でもライトを点灯したうえで、対向車に十分注意しながら運転を。 見ごろの時期:11月 笹の滝(ささのたき) 所在地 奈良県吉野郡十津川村内原