阪神・湯浅、国指定の難病「胸椎黄色靱帯骨化症」で手術 来季の復帰目指す
◆ 投手に多い症例「今年に入って強い違和感」 阪神は25日、湯浅京己投手(25)が福島県内の病院で「胸椎黄色靭帯骨化切除術」を受け、無事に退院したと発表した。 「胸椎黄色靱帯骨化症」は、背骨をつなぐ靱帯が骨化して神経を圧迫する国指定の難病。プロ野球選手では投手の発症例が多く、現役ではDeNA・三嶋、中日・福、ロッテ・岩下が、過去に手術を行い一軍復帰している。 湯浅は聖光学院高、BCリーグ・富山を経て、2018年のドラフト6位で阪神入り。2022年は59試合に救援登板し、2勝3敗43ホールド、防御率1.09の好成績を残し、翌年3月に開催されたWBC日本代表に選出された。 しかし、2023年は15試合の登板にとどまり、今季はここまで一軍登板なし。右腕は手術終了に伴い「今年に入って身体に強い違和感を感じるようになり、悩んだ結果、手術することを決断しました。シーズン中にもかかわらず、自分の決断に理解を示し、後押ししてくださった監督をはじめ球団関係者の方々や、手術に到るまで、そして術後もずっと寄り添ってくださっている先生方とトレーナーさんには、心から感謝しています。しっかりリハビリをして、また元気に投げる姿を見ていただけるように、そしてチームに貢献できるよう頑張ります」と球団を通じコメントした。
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