4.1mの電動クロスオーバー 新型「ミニ・エースマン」日本登場! 今後登場する“新世代ミニ”のラインナップとは
新型ミニ・エースマンはミニ初の“EV専用”モデル
新世代MINI(ミニ)の第3弾となるニューフェース「ミニ・エースマン」が、日本上陸を果たし、販売が開始されました。 【画像】新世代ミニ第3弾! 新型「ミニ・エースマン」ってどんなクルマ?(50枚以上)
ミニ・エースマンという「エース」のネーミングは、新世代ミニにとって重要な存在であることを示しているといっても良いでしょう。 新型ミニ・エースマンの歩みを振り返ると、2022年7月、新世代ミニ・デザインの方向性を示すコンセプトカー「ミニ・コンセプトエースマン」として初登場しました。 このモデルはクラシックミニを本質と魅力を現代的にアレンジした新たなデザイン言語「カリスマティック・シンプリシティ」を体現したモデルとして紹介されました。BEV(電気自動車)を前提としたシティクロスオーバーモデルに仕上げられており、ミニらしさを備えながら、デジタルかつコミカルに仕上げられたエクステリアを構築。 そのパッケージングは、SUVライクな「ミニ・クロスオーバー」やツーリングワゴン「ミニ・クラブマン」とも異なるスペース効率に優れたパッケージングを備えていました。
もっとも印象的だったが、新世代ミニに反映されることが明言させたシンプルなコクピットでしょう。有機ELを用いたセンターディスプレイとボタンを最小減としたダッシュボードデザインは、まさにクラシックミニの世界観でした。 またサステナブル素材を積極的に使った個性的なトリムやインテリアのパターンにライティングシステムを活用するなど、時代の変化を前向きにデザインに取り入れた次世代MINIを提案しました。それらのアイデアは、すでに投入済みのSUV新型「ミニ・カントリーマン」や主力モデルであり、アイコンでもある新ハッチバック「ミニ・クーパー3ドア」で具現化され、我々を驚かせました。 新型ミニ・エースマンは、新世代モデルとして先行した2車種の中間に収まる存在としてアピールされています。 EV専用車であることを強みとしたロングホイールベース構造により、全長4080mmながら、ゆとりある後席スペースと実用的なラゲッジスペースを確保。 さらに5ドアを持つ乗降性の良さに加え、全高を1515mmとしたことで、ミニ・カントリーマンでは収まらない全高1550mmまでの機械式駐車場にも収めることができます。 とくに都市部では、SUVやミニバンなどの背の高い車種が増えているため、駐車場探しにも困りません。そのエクステリアも、新型ミニ・クーパー3ドアのような愛嬌を備えつつ、ギア感もあるため、SUVファンの心も掴みやすく、日本のミニ・ファンの心にも刺さりやすい存在といえるでしょう。 また外部給電機能を備えたことで、EVとしての魅力が高まるだけでなく、政府や自治体からの補助金が他のミニよりも拡大されるというメリットもあります。