阪神新人合同自主トレ ドラ3木下「焦るな」指令を順守 育成3位・早川に岩崎と共通点
阪神の新人合同自主トレが8日、兵庫県西宮市の鳴尾浜球場でスタートした。 ≪ドラ3木下は指令を順守≫ ドラフト3位右腕・木下(KMGホールディングス)は藤川監督からの「焦るな」指令を順守する意向を示した。「序盤も序盤、焦らず、ゆっくり、じっくりやっていきたい」。即戦力の期待に応えようとはやる気持ちを必死に抑えている。それでも手を抜くのとは違う。「“キャッチボールの一球を意識しろ”とおっしゃったけどその通りだと思う。不安もありますが、監督が来られてワクワク感もある。始まったからにはやっていくだけ」。アピールは2月からでもいい。 ≪育成3位・早川は岩崎と共通点≫ 育成ドラフト3位・早川(くふうハヤテ)は、岩崎級の「エクステンション」でアピールを期す。エクステンションとは、プレートからリリースまでの距離を示す値。長いほど、打者に近づいて投げていることになり、打者に球を速く感じさせられる。「球団の方に、自分はエクステンションの数値が岩崎さんと同じくらいと言われた。球界を代表する投手と共通点が同じなので、武器にしたい」。同期入団は上位3選手はすべて投手。ライバルは多いが、期待の右腕は「自分の持ち味を出せたら」とアピールを誓った。