「日本人には重要じゃないだろ?」鎌田大地、記念試合のユニをプレゼントせず。伝説監督の息子が明かす「これはダメ、大事なユニホームだと言われた」
初のスクデット獲得から50年
クラブに対する気持ちの表われかもしれない。 ラツィオの鎌田大地が、5月12日に行われたセリエA前節のエンポリ戦で、記念の試合での着用したユニホームを大事にしていたことが分かった。 【画像】鎌田が着用した記念ユニホーム 12日はラツィオにとって、初のスクデット獲得(セリエA優勝)から50周年を記念する一日だった。その大事な試合でスタメンに名を連ねた鎌田は、攻守にわたって存在感を発揮。得点やアシストこそなかったが、終盤の交代時に本拠地オリンピコのサポーターから拍手を受けている。 チームは前半終了間際にパトリックのゴールで先制。鎌田がベンチに下がってからの終了間際にマティアス・ベシーノが追加点を奪い、2-0で勝利を収めた。この白星でラツィオは8位以内でのフィニッシュが確定。来季の欧州カップ戦出場が決まった。 試合後、1974年の優勝監督トンマーゾ・マエストレッリの息子マッシモは、鎌田にユニホームをもらえないか尋ねたところ、断られたと明かしている。『Corriere dello Sport』紙でのコメントを『cittaceleste』が伝えた。 「試合のユニホームが欲しくてカマダに頼んだ。日本人には重要じゃないだろう?だが、彼は『これはダメだ。大事なユニホームだ』と言われたんだ。彼がそれほど大切にしていたとは思わなかった」 周知のとおり、鎌田は今季限りとなっているラツィオとの契約を延長するかが注目されている。3年と言われる延長オプションを行使するかどうか、権利を持つのは選手サイドだけだからだ。 マウリツィオ・サッリ前監督の下で苦境にあった際は、退団確実と見られていた。だが、イゴール・トゥドール監督になって状況が好転。鎌田は残留に前向きとも言われている。 記念の一戦のユニホームを手元に残したのは、ラツィオに対する愛着が増しているからなのか。その理由は本人にしか分からない。いずれにしても、去就に関する決断に注目だ。 構成●サッカーダイジェストWeb編集部
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