女子フィギュア混沌メダル争いの焦点は回転不足の修正力
表彰台争いを演じると予想される5人が5人共に回転不足という課題を抱えている。一部では、「厳しすぎる」との声もあるが、ひとつの大会を通じて「こうする」とされた基準は変わらないとされている。となれば、今大会の判定基準を受け入れて、修正に成功した選手が栄光を手にすることになるのかもしれない。 この日、公式練習に参加した宮原は、回転不足の修正に手ごたえを感じとっていた。こういう勤勉さや対応力が日本人の長所でもある。 日本女子のフィギュアでの五輪メダルは過去に3人だけ。1992年のアルベールビル五輪で、伊藤みどりが銀メダル、2006年のトリノ五輪で荒川静香が金メダル、2010年のバンクーバー五輪で浅田真央が銀メダルを獲得した。2014年のソチ五輪は浅田がSPで出遅れ、FSで感動的な演技を見せたが6位に終わりメダルを逃し、鈴木明子が8位、村上佳菜子が12位だった。