【松本】登山だけじゃもったいない! 北アルプス玄関都市のホットスポット
【松本】登山だけじゃもったいない! 北アルプス玄関都市のホットスポット
下山したあとはすぐに帰る。もし、そうだったらもったいない。 北アルプスの麓には、その土地ならではの文化や名物をもった街がある。 各都市をよく知るアウトドア好きから教わった、山の思い出を深めてくれるおすすめスポットを紹介しよう。 編集◉PEAKS編集部 文◉大堀啓太(ハタケスタジオ)。
歴史と現代が絶妙に交錯する山に囲まれた都市
長野県の中信地方に位置する松本は、西には常念岳や穂高岳などを連ねる飛騨山脈、東には美か原高原といった雄大な自然に囲まれた都市だ。国宝松本城を中心に城下町の風情が残り、貴重な史跡も多い街で、山を愛するひとたちが開くこだわりのお店も多い。
松本を案内してくれたのは…
PEAKSスタッフ/大垣柚月さん 父親の転勤により10年前より松本に通いはじめ、今年で移住して3年目。小誌にまつわる仕事をしつつ、この春まで松本の「菊の湯」や喫茶「栞日」で働いていた。現在は自分の店を作ろうと奮闘中。 ライター・編集者/松元麻希さん 約7年前に松本市へ移住。その2年後に50㎞ほど南にある伊那市へ移住し、登山や買い物などの折に松本へ通っている。松本市出身、山崎貴監督の話題の映画は松本の映画館で2度鑑賞済み。
見どころ
<松本城> “shogun”気分で天守から北アルプスを一望。 現存する五重六階の天守としては、日本最古である国宝松本城。豊臣秀吉の命で松本へ入封した石川数正、康長親子によって1593 ~ 1594年に築城されたといわれている。有料にはなるが、天守内をぜひ観覧してほしい。時代を感じさせる鉄砲戦に備えた城の造り、目の前に広がる北アルプスの山並みは一見の価値あり。 <まつもと湧水巡り> 清らかな水の恵みをいただく。飲み比べもまた、おもしろい。 松本の街中には、山から流れてきた湧水がいたるところにあり、その数はなんと20箇所以上もある。平成の名水百選にもなった湧水は、夏でもキリリと冷たく、おいしくてきれいな水を手軽に楽しめる。湧水ポイントによって、水の硬さや味がすべて異なるため、飲用可能なものについては飲み比べをするのもおもしろい。