ジャパネット、新しいBS放送局「BS10(ビーエステン)」誕生へ。無料放送と有料放送のハイブリッド運営
ジャパネットホールディングスの子会社でBS放送を手がけるジャパネットブロードキャスティングは8月22日、2025年1月から「BSJapannext」と「スターチャンネル」を合併し、新たな放送局「BS10(ビーエステン)」としてリニューアルすると発表した。
ジャパネットブロードキャスティングは2022年3月に「BSJapannext」を開局。ショッピングチャンネル、朝日放送テレビから受け継いだ人気クイズ番組「パネルクイズアタック25Next」、ゴルフなどのスポーツ中継番組を中心に放送してきた。2023年3月からは資本業務提携しているLCC・スターフライヤーの機内放送で「BSJapannext」の番組を視聴可能にするなどの取り組みも開始。2024年4月には映画専門の有料BS放送「スターチャンネル」を放送するスター・チャンネルの全株式を東北新社から取得し完全子会社化、2024年8月1日付でスター・チャンネルをジャパネットブロードキャスティングに吸収合併している。 2025年1月から、「BSJapannext」と「スターチャンネル」はBS10chにチャンネルポジションを統合する。現在「BSJapannext」はBSの263chで、「スターチャンネル」の元々のチャンネルポジションであるBS10chに移ることになる。これまで「BSJapanext」を視聴するには、電子番組表かテレビリモコンの3桁入力からアクセスする必要があり「テレビリモコンでザッピングできる環境になかった」(ジャパネットブロードキャスティング社長執行役員・佐藤崇充氏)。チャンネルポジションの変更で視聴アクセスの向上につなげる。
合わせて「BSJapannext」は「BS10(ビーエステン)」に名称を変更、「スターチャンネル」は「BS10スターチャンネル」に変更しそれぞれロゴも刷新する。BS10chの同一チャンネルポジションで無料放送の「BS10」と、有料放送の「BS10スターチャンネル」が視聴できるようになる。テレビリモコンの「チャンネル(選局)」の山型ボタンや+ボタンを押すことで有料放送と無料放送の切り替えができるという。なおチャンネルボタン同ポジション内で無料放送と有料放送のハイブリッド運営を行うのは「衛星放送史上初」(同社)という。