「馬鹿げてるわ!」英国代表選手たちから“赤ちゃんでさえ高額チケットが必要”に不満の声!「1歳の子に6万円も支払えと?」【パリ五輪】
英紙『Daily Mail』が怒りの声を紹介している。 現地7月25日に開会式を迎えるパリ五輪。今大会では観戦チケットに関する規定が厳格化され、たとえ新生児であってもひとつの席を購入しなければならない。料金は大人と同額だ。しかも大会組織委員会が「4歳以下の子ども」を競技場に連れてこないように案内している点が「広く開かれた大会」というスローガンに反すると、物議を醸した。 【PHOTO】シュミット、ビロディド、ギュネシュ、清水梨紗…パリ五輪に華を添える美女アスリートを一挙紹介! そんななか、英国代表チームの選手たちから不満の声が挙がっているようだ。『Daily Mail』紙は「我が国の選手団324名の多くは子を持つ親である。彼らの子どもたちもパリで観戦を楽しみにしているが、なんと使用するしないに関わらず、乳児でさえ有料席を購入しなければならないのだから驚きだ。選手たちはかなり困惑している」と伝えた。 女子ボート代表のマチルダ・ホジキンス=バーンは「まったく馬鹿げたルールだわ。まだスリング(抱っこひも)が必要な子にまでチケットが必要だなんて。2歳になる息子のためにこれまでチケットを買ったことなんてないもの」と話した。 さらに男子自転車競技のダニエル・ビガムも納得できないようだ。「1歳の子どもにチケットが必要だなんてあまりにも非論理的だよ。ちゃんと席に座れもしないわけで、それに300ポンド(約6万2000円)も支払えと? 彼がその思い出をずっと覚えているのかい? 価値のないことだよ」とコメント。それでも「まあ、スタンドで観てもらうことが重要だからね。なんとも言えないよ」と購入せざるをえない実情を嘆いた。 『Daily Mail』紙は「今大会では競技するアスリートのために2席(彼ら自身が購入する)しか保証されていない」と説明する。先述のホジキンス=バーンは「2歳の息子がそのうち1席を使うなら、たとえば私の両親は揃って観戦できないことになる。とても残念だけど、やはり息子にはその場にいてほしいので…」とやるせない想いを明かした。 パリ五輪のチケット代金は15ユーロ(約2500円)から2700ユーロ(約44万5000円)までと幅広く、売れ行きは絶好調だという。7月20日の時点ですでに870万枚に達しており、これは最多記録だった1996年のアトランタ大会の830万枚を大きく上回る新記録だ。大会組織委員会のトニー・エスタンゲ会長は「もっと上を目ざせる!」と1000万枚超えを目標に据えているという。 構成●THE DIGEST編集部
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