今年フェイスリフトされる「BMW 3シリーズ」駆け抜ける喜びはATだけで得る
BMW 3シリーズ フェイスリフト / LCI
滑らかな外観、モダンなコックピット、新しいインフォテイメント、マニュアルギアボックスの廃止、標準装備の充実。これがBMW 3シリーズのフェイスリフトが提供するものだ。
青と白のプロペラをロゴに持つ「3シリーズ」はBMWにとって安全な賭けである。特に2019年のモデルチェンジで「G20(サルーン)」と「G21(エステート)」のモデルコードを持つ7代目は成功を納め、110万台をデリバリーしたBMWを代表するクルマだ。 この成功曲線がバイエルンの空を指し続けるように、ミュンヘンに本社を置く同社は「3シリーズ」に「LCI」(ライフサイクルインパルス)、つまりBMWファン以外が言うところのフェイスリフトを施した。
3シリーズのフェイスリフトは40,000ユーロ(約640万円)弱から
モダンに生まれ変わった「3シリーズ」の価格は、先代モデルよりも若干高くなるが、BMWは標準装備の充実により、この値上げを正当化している。将来的には、「318iサルーン」の価格は従来の39,350ユーロ(約625万円)から少なくとも45,200ユーロ(約723万円)になる。 ツーリングモデルは値上げが適用され、最低価格は46,300ユーロ(約740万円)となる。全輪駆動のコンペティションモデルとして、M3コンペティションサルーンは最低100,300ユーロ(約1,600万円)、M3ツーリングは101,300ユーロ(約1,620万円)からとなる。
320dが最良の選択
我々はすでに新型「3シリーズ」に試乗している。長距離ドライバーにとって、「320d」はドライビングの楽しさと効率性の完璧な共生を提供する。190馬力と400Nmが優れたドライビングパフォーマンスを保証する。データシートによれば、このミドルレンジのBMWが100km走行で消費するディーゼル燃料はわずか4.5~5.3リッター(リッターあたり18.8~22.2km)という効率的なものだ。 大幅に改善された騒音レベルは、高速走行時にも顕著だ。4気筒では物足りないという人には、「M340i」で6気筒エンジンという選択肢もある。音がいいだけでなく、推進力も十分だ。