国士舘・中西、粘投で振り切る 磐城、痛かった好機のミス 交流試合
◇2020年甲子園高校野球交流試合 ○国士舘4-3磐城●(15日・甲子園) 国士舘が接戦を制した。2点を追う三回に敵失や水村の適時打などで3点を奪い逆転。同点の六回に斎藤の犠飛で1点を勝ち越した。先発・中西は緩急を使う粘りの投球で完投した。磐城は二回に沖の適時打などで2点を先取。六回に草野の適時打で一時同点に追いついたが、終盤は好機で攻撃にミスが出て流れを手放した。 【写真】甲子園で試合前にノックする磐城の木村前監督 ◇国士舘・永田昌弘監督 (先発の)中西が力を出せず、苦しい試合だった。磐城のこの試合にかける思いが中西を苦しませた。(積極的な走塁は)攻めて動いて、という気持ちで戦おうと思っていた。最後まで食らいつけた。 ◇磐城・渡辺純監督 沖は肘の状態が本調子でない中、打者の打ち気をそらしてよく投げた。点が取れそうなところでバントや走塁のミスが出てしまった。(国士舘の機動力は)想像はしていたが、防ぎきれなかった。 ◇磐城のノッカーを務めた木村保・前監督 (7分間の試合前ノックを務め)人生でこんなに濃密な、特別な7分間はなかった。時が止まっているようだった。「野球の神様」っているんだな。選手たちは自分たちの持ち味を出して、粘り強く戦ってくれた。 ◇全16試合をライブ中継 ニュースサイト「毎日新聞」(https://mainichi.jp/koshien/senbatsu/)と「Yahoo!JAPAN」が運営する「スポーツナビ」(https://baseball.yahoo.co.jp/senbatsu/)で展開する「センバツLIVE!」では、センバツ交流試合の全16試合をライブ中継します。センバツLIVE!は、パソコンやスマートフォンで、いつでもどこでも無料でお楽しみいただけます。勝負の裏側に迫った最新のニュースや写真特集など、試合の情報が盛りだくさんです。センバツ交流試合にどうぞご注目ください。