ソトが3年契約で横浜DeNA残留決定!
その去就が注目されていた横浜DeNAのネフタリ・ソト内野手(31)が横浜DeNAと新たに3年契約を結んだことが2日、明らかになった。MLB.COMの敏腕記者のジョン・モロシ記者やジョン・ヘイマン記者など複数の米メディアがツイッターで報じたもの。ソトの代理人であるアミューズスポーツUSAが横浜DeNAと交渉してチーム残留で契約合意に達した。詳しい契約内容については明らかになっていないが、ヘイマン記者のツイートによると、ソトの今季の推定年俸は、1億8500万円のため、出来高を含め10億円に近い大型契約になったものと見られている。 ソトは今季は114試合に出場、打率.252、25本塁打、78打点の成績を残した。3年連続のタイトルには届かなかったが25本塁打は広島の鈴木誠也に並んでリーグで5位タイ、78打点もリーグ5位の数字。今季はコンディション不良に苦しめられ、スランプの時期もあったが、ラミレス前監督が、「ソトが打ち出す日は、そう遠くない。何も心配していない」と我慢の起用を続けシーズンの終盤には成績を持ち直した。 ソトの契約は今オフに切れるため、三浦大輔新監督を迎えた横浜DeNAサイドは来季も必要不可欠な戦力だと認め早々と残留交渉をスタートさせていたが、ソトがメジャー復帰を視野に入れていたため、ここまで契約合意に達していなかった。 実際、二塁手が補強ポイントだったメッツがソトの獲得に興味を示すなどメジャー復帰の交渉も具体的に進んでいた様子だが、ソトが最終的に選択したのは、横浜DeNA残留だった。 巨人など国内の複数球団もソトの獲得調査を進めていたとも見られるが、横浜DeNA側の誠意と条件、またチームへの愛着が残留を決意させたと考えられる。 二塁、一塁を守るソトは、2018年から横浜DeNAでプレー。いきなり41本塁打で本塁打タイトルを獲得、2019年には43本塁打、108打点で2冠を獲得している。 横浜DeNAは、ベテランのロペスとの契約は更新しなかったが、これで今季65試合に出場して打率.286、20本塁打、56打点の数字を残したオースティンとソトという2枚看板の残留が決定。 「得点力をアップすること」を来季のテーマに掲げていた三浦新監督は、梶谷隆幸、井納翔一の2人がFA宣言を行使するなどの不安要素もある一方で、打線の中心となる2人を確保して監督1年目のシーズンを迎えることができることになった。