【全日本総合バドミントン2024】奈良岡功大、渡邉航貴、西本拳太ら優勝候補が順当に1回戦を突破!
日本の頂点をかけて争われる第78回全日本総合バドミントン選手権(東京・武蔵野の森総合スポーツプラザ)。大会2日目は、各種目の1回戦(女子は36ドローのため、2回戦まで)が行なわれた。ここでは、男子シングルスのダイジェストを紹介する。 【トーナメント表】全日本総合バドミントン2024男子シングルス 【男子シングルス】 全日本総合の初タイトルをねらう奈良岡功大(NTT東日本)、渡邉航貴(BIPROGY)が、それぞれ第1、2シードで登場。高校生との対戦となった奈良岡は、13本オールで勝利して2回戦に進出すると、渡邉も大学生との勝負を2-0で制し、1回戦を突破している。「1回戦ということで緊張はしましたが、自分のプレーは最後までできたと思います」(渡邉) 2016年の総合王者でもある西本拳太(ジェイテクト)は、豊田通商の池端元哉との勝負に挑み、第1ゲームは西本が13本で先制。第2ゲームは16オールの接戦から、最後は西本が抜け出して21-19。2-0のストレート勝利で2回戦に進んだ。「ファイナルゲームにいくよりも2ゲームで勝ち切る方が体力的にいい。勝ちきれてよかった」(西本) このほか、日本代表の大林拓真、秦野陸、高橋洸士(ともにトナミ運輸)、小川翔悟(ジェイテクト)らが1回戦に勝利。2021年総合優勝を果たした田中湧士(NTT東日本)も、大学生の挑戦をはねのけて1回戦を勝ち上がった。 8月のジャパンオープン(Super750)を最後に、第一線を退いている常山幹太(トナミ運輸)は、東北マークスの澁谷勇希に快勝。「僕は別に勝とうが負けようがどちらでもいいのですが、ここで勝たないといけない選手はたくさんいる。僕の方が気楽にできるので、そこをちょっとつついてやろうかなと思います(笑)」(常山)と、無欲の勝利で2回戦進出を決めている。
取材・文/バドミントン・マガジン編集部、吉井信行、平野貴也 写真/井出秀人