上昇ムードのSAGA久光スプリングス、2位の埼玉上尾メディックスと対戦。SVリーグ 女子第5節
また、パリ五輪日本代表のミドルブロッカー、荒木彩花はブロックなどでチームに貢献。キャプテンでセッターの栄絵里香は、攻撃のテンポをコントロールしつつ、接戦を制するトスワークを見せた。ディフェンスも、リベロの西村弥菜美を中心に粘り強く対応した。
一方の埼玉上尾メディックス、先週末はKUROBEアクアフェアリーズに、いずれもセットカウント3-1で勝利して4連勝をマーク。消化試合が少ないながら、Astemoリヴァーレ茨城、ヴィクトリーナ姫路と並び、5勝1敗で2位につけている。
第4節のGAME1では、鎌田咲希がセッターとして各セットで先発し、ベテランセッターの岩崎こよみが途中から入り、佐藤優花の16得点を筆頭に、目黒安希と仁井田桃子が15得点、山中宏予、濱松明日香が10得点と、5選手がアタックで10得点以上を記録。バリエーション豊富な攻撃を見せた。
翌日のGAME2では逆に岩崎で各セットをスタートし、鎌田が途中交代で入る形。前日5得点の黒後愛がチームトップの21得点をアタックで決めるなど、セッターを変えることで、異なる攻撃スタイルを展開した。多彩な攻撃パターンで、試合ごとに異なるスタイルを見せることができるため、相手にとっては対応が難しいと言えるだろう。
若手活躍とベテランの存在感で、上昇ムードのSAGA久光スプリングスが上位へ浮上するのか。埼玉上尾メディックスが、首位のデンソーエアリービーズを追いかけるのか。ともに負けられない一戦となる。
J SPORTS 編集部