「Windows」を長年使ってきた人にお薦めの「Linux」ディストリビューション3選
2. 「Linux Mint」 Linux Mintは、Windows 10/11のようなテーマを備えているわけではないが、Windows風デスクトップの部類に入ることは間違いない。例えば、パネルやスタートメニュー、システムトレイ、クリック可能なアイコンのすべてを、非常にユーザーフレンドリーなOS上で利用できる。 Linux Mintを選択すべき理由は、ほかにもある。Ubuntuと同水準のハードウェア認識機能の恩恵を受けられることだ。Linux MintがUbuntuをベースとしていることを考えると、これは当然のことである。Linux Mintはデフォルトで「Cinnamon」デスクトップ環境を使用するが、「Mate」や「Xfce」を使用するエディションをダウンロードすることも可能だ。Windowsから移行する場合は、デフォルトのCinnamonデスクトップを使用することをお薦めする。Windowsユーザーが最も親しみを覚える特徴を備えており、信頼性も高いからだ。 Linux Mintは無料のディストリビューションで、非常に活発なコミュニティーも存在する。開発元はユーザーの声に耳を傾けてくれ、リリーススケジュールも非常に安定している。 Linux Mintは必要なだけ多くのマシンに無料でダウンロードできる。 3. 「Zorin OS」 Zorin OSは、Windows 10の再現を目指しているわけではないが、Windowsに酷似したUIを含む複数のデスクトップレイアウトを提供する。有料の「Pro」エディション(47.99ドル)を購入すると、Windows 11のようなルック&フィールを備えたレイアウトなど、さらに多くのレイアウトを利用できる。 Zorin OSを選出した主な理由の1つは、Windows 11風のレイアウトから始めて、このオープンソースOSに慣れてきたら、macOSや正統派のLinux環境(「GNOME」やKDE Plasmaなど)の1つに似たデスクトップに切り替えられることだ。Zorin OSデスクトップはGNOMEをベースとしているが、開発元はZorin OSを平均的なGNOMEデスクトップよりもはるかに柔軟なデスクトップに仕上げている。Zorin OSの無料版は4種類のデスクトップレイアウトを備えており、Pro版はそれに加えてさらに6種類のレイアウトを提供する。それらのレイアウトのうち、4つはWindows風だ(「Windows Classic」、Windows、「Windows List」、Windows 11)。これらの選択肢の中に、Windowsを長年使ってきたユーザーのニーズに対応できるものがきっと含まれているはずだ。 「Zorin OS Core」は無料でダウンロードしてインストールできる。Proライセンスは、Zorin OSの公式サイトから購入可能だ。 この記事は海外Ziff Davis発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。