「Windows」を長年使ってきた人にお薦めの「Linux」ディストリビューション3選
「Windows 10」のサポートが2025年に終了する。つまり、同OSをいまだに使っている人は、そのマシンで「Windows 11」を実行できることを願うか、新しいコンピューターを購入するか、「Linux」などの代替OSを試す必要がある。 Linuxのことを、最後に検討すべき代替OSとみなしてはいけない。Linuxはあらゆる点で「Windows」や「macOS」に全く引けを取らないOSであるからだ。優れた信頼性と安全性、使いやすさを備えており、無料で利用できる。これ以上、何を望むことがあろうか。 人々がWindows 10風のルック&フィールを備えたOSを求めていることは、筆者も承知している。それは、完全に理にかなったことである。人々は長年、MicrosoftのOSを使用しており、多くの場合、変化には苦痛が伴うからだ。 WindowsからLinuxに円滑に移行したい人に適したディストリビューションは、どれなのだろうか。選択肢は数多くあるが、本記事では、筆者が考える最適な選択肢を3つ紹介する。 1. 「KDE neon」 KDE neonは、「KDE Plasma」デスクトップ環境を採用したフラッグシップディストリビューションである。KDE Plasmaが素晴らしいのは、ルック&フィールをほぼ自分の好み通りに調整できることだ。初期状態では、KDE Plasmaは「Windows 7」に少し似ているが、必要に応じて、Windows 10/11のような見た目にすることも可能である。 KDE neonは「Ubuntu」ベースであるため、非常に使いやすく、ハードウェアも適切に認識してくれる。KDE Plasmaデスクトップ環境なら、ほぼどのバージョンのWindowsから移行してきた人も、親しみを覚えるはずだ。最終的にはWindowsと全く異なるデスクトップを使ってみたいと考えている人も、KDE Plasmaでそれを簡単に実現できる。下部パネルをドックに変えて、上部バーを追加すると、macOS風のデスクトップになる。KDE Plasmaの柔軟性はそれほど優れている。 ほぼすべてのLinuxディストリビューションと同様、KDE neonも無料でダウンロードしてインストールできる。