【医師に聞く】「大腸がん」は大腸カメラ(下部消化管内視鏡検査)で早期発見したら治る?
大腸がんって、大腸カメラ(大腸内視鏡)で早期発見したら治るの?
編集部: 大腸がんは、早期発見できれば治るのですか? 山田先生: 早期に発見できれば100%に近い確率で完治が期待できます。それだけでなく、早期であれば手術を受けることなく内視鏡での処置のみで治療ができます。 編集部: やはり、早期発見が大事なのですね。 山田先生: その通りです。がんが進行すると、手術が必要となったり、さらに進行すると別の臓器に転移したりと完治が難しくなってしまいますので、積極的に検査や検診を受けていただけたらと思います。 編集部: 最後に、Medical DOC読者へのメッセージがあればお願いします。 山田先生: 大腸がんは早期発見し治療すれば、比較的予後が良く治るがんです。特に早期のものは内視鏡手術も可能です。早期で見つけるためにも、40歳を超えたら1度は大腸内視鏡検査を受けることをおすすめします。
編集部まとめ
大腸がんや大腸カメラについて解説していただきました。大腸がんは、早期発見が治療成功のカギであり、早期発見のためには定期的な大腸がん検診が効果的なのだそうです。 40歳以上でまだ一度も大腸がん検診を受けたことのない方は、一度お近くのクリニックに相談してみてはいかがでしょうか?
【この記事の監修医師】 山田 晃弘 先生(医療法人Integrity 横浜内科おなかクリニック) 新潟大学医学部卒業後、虎の門病院や国立国際医療センターなどで経験を積み、2018年より現職。一人ひとりに寄り添い、安心して受診できるクリニックを目指している。総合内科専門医、日本消化器内視鏡学会専門医、日本消化器病学会専門医、日本ヘリコバクター学会認定医。
Medical DOC