大谷の来オフメジャー移籍容認に「誰もが興奮している」と米メディア報道
日ハムの大谷翔平(22)が5日行った契約更改の席で、球団から来年オフのポスティングによるメジャー挑戦を容認されたニュースは、またたく間にアメリカにも上陸。米メディアも、「日本ハムの大谷が早ければ2018年にもメジャー入り」というニュースを一斉に報じた。 米のヤフースポーツは、「これまでに大谷のことを聞いたことがある人ならば、誰もが興奮するはずだ。22歳の彼は過去3シーズンにわたり、NPBでは圧倒的に素晴らしい選手であった。彼は最初の2年は優れた投手として目立ち、2016年はより素晴らしい二刀流選手であることを見せつけた」と伝えた。 同記事は、「大谷はNPBで最も優れた投手であるだけでなく、今年は打者として大きな役割を果たした。(球宴の)ホームランダービーで優勝し、指名打者としても、最優秀であるとして賞を獲得した」と、大谷が異例とも言える投手&DHでのベストナインW受賞を果たしたことを紹介、二刀流が進化したことを強調した。 さらに、「彼はまだ22歳だ。プロ野球において最も魅力的な若い選手の一人である」と、これまでの日本球界からのメジャー挑戦選手としては、最年少となることに注目と期待を寄せた。 ただ、先日、合意された新労使協定によって、ドラフト対象外の国際FA選手の獲得の際に、契約金の上限などを定めた対象選手を、これまでの23歳未満から25歳未満と引き上げたことに関して、そのルールが大谷に適用されるのか、されないかの結論が正式に出ていないことが引っかかっているようで、米ヤフーのウィック記者は、「詳細は詰めなければいけないだろうが、大谷が早くメジャーに来るといういい方向に動いている。メジャーリーグは喜んで彼がお金を得られるように事態を解決するだろう。彼の才能、二刀流の能力を考慮すれば、野球の最大のステージでプレーするのが全員、特にファンにとってベストなシナリオなのだ」という見通しを伝えた。 その上で、「球団のオーナーたち、とくに資金が豊富な球団のオーナーたちは大谷に早く来て欲しいと思っている。彼は、今すぐにチームの優勝に大きく貢献できる選手だ。2019年まで待たせるのは、誰にとっても得にはならない。金額は高くなるだろうが、彼の才能は非の打ちどころがない」と、ヤンキース、レッドソックス、ドジャースなど資金力のあるチームによる争奪戦となることを予想した。