史上最強は誰だ!? 日本人“高額”市場価値ランキング18位。一体なぜ? 高額なのに日本代表で不遇
サッカー選手のバリューを表す指標のひとつである「市場価値」は、時代によって大きく変動する。今回は、データサイト『transfermarkt』が算出した金額をもとに、日本人選手の歴代最高市場価値ランキングを紹介する。※価格が並んだ場合の順位はサイトに準拠。市場価値は12月1日現在
18位:旗手怜央(はたて・れお) 生年月日:1997年11月21日 最高市場価値:1100万ユーロ(約17.6億円) 更新日:2023年6月26日(当時25歳) 市場価値が高いからといって、代表チームでも輝けるかというとそうとも限らない。その最たる例が18位にランクインした旗手怜央かもしれない。 旗手の市場価値が急上昇したのは、川崎フロンターレからセルティックに移籍してからのことである。シーズン途中からの加入だったにも関わらず、合流直後から先発出場を続けたことで、加入当初は120万ユーロ(約1.9億円)だった市場価値は見る見るうちに上昇していく。 初めてフルシーズンを戦った2022/23シーズンにはUEFAチャンピオンズリーグ(CL)デビューも飾るなど、加入してわずか1年半の間に市場価値は約9倍の1100万ユーロ(約17.6億円)まで到達した。 このように、ワールドカップ(W杯)などの大きな国際大会がない限りは、年間を通して活動のあるクラブでの活躍が市場価値に反映されやすいが、旗手はその価値をセルティックで十分すぎるほど証明してきた。ただ、代表では思うような出場機会を与えられていない。 それほどまでに現在の日本代表の選手たちの質は高いものなのだろう。それでも、川崎やセルティックで見せてきた旗手のクオリティは確かなもので、市場価値に見合ったパフォーマンスを代表でも発揮できたとき、日本代表はさらなる境地にたどり着くことができるかもしれない。
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