ラグスポ時計で差別化するなら、実力派ブランドが狙い目です!
季節に、コーディネートに、シーンに合った時計をモテる目線で、女性目線で、時にオタク目線でピックアップ! 今回は、差別化が叶う実力派ラグスポ時計を厳選しました。 WATCH WATCHER
今年も本格派がたくさん! 新作ラグスポ
オンもオフも、ドレスにもカジュアルにも使えるラグスポ時計の人気は今年も継続。しかし人気だからこそ、差別化したい向きも少なくないでしょう。 そういう方にオススメなのが、生産本数は少量なうえに目利きなデザインと機構で注目される実力派ブランドの新作ラグスポ。 イギリスの巨匠の名を冠した「アーノルド&サン」、天才デザイナー、ジェラルド・ジェンタの遺志を引き継ぐ「ジェラルド・チャールズ」、そして現役の独立時計師によるブランド「スピークマリン」。 そのどれもが高級感とスポーティさを兼ね備えつつ、ほかとは違った個性をもっているので、ラグスポ時計の新しい選択肢にうってつけです。もちろん使い勝手に優れているので、新たなデイリーウォッチの大本命であります。
◆ アーノルド&サン/ダイヤルデザインはマリンクロノメーター風
マリンクロノメーターの開発者として知られる偉人ジョン・アーノルドとその息子への敬意をこめた時計ブランド。 同社初のラグスポモデルで、2時位置にパワーリザーブ表示、6時位置にスモールセコンドという配置は、マリンクロノメーターの標準をアレンジ。高精度の証であるCOSC認定クロノメータを取得。
10気圧防水でケースも軽くスポーティなモデルですが、付属するラバーストラップに交換すると、さらに多様なシーンで活躍します。インターチェンジャブル仕様で工具も不要。着こなしに合わせて使い分けましょう。
◆ ジェラルド・チャールズ/ジェラルド・ジェンタの個人ブランドが復活
かの有名な天才デザイナーが、自身の本名(ジェラルド・チャールズ・ジェンタ)を冠したブランドを立ち上げたのが2000年のこと。 キャリアの円熟期にデザインした時計は、柔らかなカーブとシャープな直線が融合した美しいモデル。ブレスレットは裏からコマをつなぐ方式で、見た目もスマート。
◆ スピークマリン/王道のように見えて個性的なディテール
これまでのラグスポのデザインコードを継承しつつ、大きく張り出したリュウズガードやスモールセコンド、そしてリップルズウェーブと命名したダイヤル装飾など、個性的なデザインを凝らしています。 搭載ムーブメントはマイクロローター式なので、厚みも9.2㎜とすっきりスマートになり、ジャケットにも相性抜群。 2024年9月号より ※掲載商品はすべて税込み価格です
文/篠田哲生 編集/鈴木賢二、津坂泰輔(ともにLEON)