春高バレー 大阪代表の男子・清風、勢い乗れず敗退
「ジャパネット杯 春の高校バレー」として実施される第77回全日本バレーボール高等学校選手権大会（産経新聞社など主催）は7日、東京都渋谷区の東京体育館で男女の3回戦と準々決勝が行われた。大阪府代表は女子の金蘭会が連勝し、2年ぶりに準決勝に進出。女子の大阪国際は準々決勝で、男子の清風は3回戦でそれぞれ敗れた。11日の準決勝で金蘭会は東京の下北沢成徳と対戦する。 【写真】スパイクを放つ清風エースの塙大輝 清風は3回戦で福井工大福井と対戦。昨年の大会では準々決勝でストレート負けを喫した因縁の相手に対し、堅い守備に阻まれてリベンジを果たせなかった。 第1セットは、2回戦で好調だったエースの塙大輝（3年）を中心に攻めるが、相手の堅い守備に阻まれ、流れをつかめない。塙が速攻や時間差で加点し、名門校の意地をみせたが、終盤には相手の猛攻に守備を崩されて連続得点を許し、このセットを失う。 第2セットは、196センチとチーム一長身のビヴォーネフランチェスコ武彦（3年）の速攻やブロックなどで着実に加点。中盤まで互角の展開に持ち込んだが、調子を上げてきた相手エースのスパイクを防ぎきれず徐々にリードを許す苦しい展開になった。ピンチサーバーで登場した山岸紘大（3年）がサービスエースを決めるも、流れを変えることができず力尽きた。 清風・山口誠監督「（攻撃で）決めるべきところで決めきれず、守備を崩される厳しい展開になった。対応も後手に回り、勢いに乗れなかった」
