「で、デカい…」「わざわざ行く価値アリ!」 所沢に誕生「エミテラス所沢」。そのフードコートは、“驚嘆”のクオリティだった!
フォーティントーキョーは、所沢初進出の店。もともとベトナム・ハノイに1店舗のみ営業していたが、2019年に日本1号店として池袋に店をオープンしてから評判を呼び、新宿と吉祥寺に続き、新たに所沢にもオープンした。こうして街を並べると、所沢の地位向上は目覚ましいといえるのではないか。 メニューが「牛肉のフォー」1点勝負というのが潔い。こちらは「フードコートでフォー」という物珍しさもあってか結構並んでいる。
注文は券売機で行う。受け取った後は、カウンター横に用意している「秘伝チリソース」や「にんにく酢」「ニョクマム」といったトッピングを好きに盛るのも体験として面白い。 ■秩父とハノイの味を同時に食す… さて、秩父とハノイの味がここにそろった。まず目を引くのが、丼の上に所狭しと鎮座するわらじカツである。 ちんばたのメニューには「ハーフ」もあり、そちらを注文している人も多かったが、それもうなずけるサイズ感だ。
食べると、分厚くはないので食べやすい。ただのデカいカツと思っていたが、しっかりと味が付いていてご飯が進む。味噌豚は炭火の風味と、こちらも味噌の味がしっかりしていて、飽きない。 さっきも書いたが、まさか秩父の味を所沢で食べられるとは。ただ、秩父は西武鉄道が沿線で有する一大観光地。その味を、はるか手前の所沢で食べられるとなっては、秩父まで行く人が減ってしまうのではないか――というのは、秩父の魅力を考えると、さすがに杞憂すぎるか。
フォーは打って変わってシンプル。もちろん独特の味わいではあるが、味噌と油のインパクトを食らった口をすっきりさせてくれる。 パクチーにネギ、ニラの食感を楽しみながら、柔らかめなフォーを味わっていく。時折トッピングを加えれば何度も味変できる。牛肉のフォー1本勝負ながら、複数の楽しみ方があり何度でも食べたいと思える。 わらじカツの油に押されつつも、何とか完食。時刻は午後2時過ぎ、もうおやつどきに近い時間帯だが席を探す人の数が絶えないので足早に席を立つ。なおカウンター席はコンセント・USB差込口があり充電できるとともに、施設のWi-Fiも使える。