「で、デカい…」「わざわざ行く価値アリ!」 所沢に誕生「エミテラス所沢」。そのフードコートは、“驚嘆”のクオリティだった!
それでも駅西口から延びる空中歩道をエミテラスのほうへと進む人はものすごい数である。その流れに乗り、西武所沢S.C.の中を通り抜けてエミテラスへと向かう。 こもれびフードホールがあるのは、1階。オープンから間もないこともあって施設全体がにぎわっているが、中でもこもれびフードホールはかなりの熱気を感じる。 そして、かなり広い。夏にオープンした、みなとみらいにある「横浜ワールドポーターズ」のフードコートは500席ほどで、ここもかなり広く感じたが、こちらは2倍の約1000席だ。
また、席の種類も豊富である。通常のテーブル席に、ファミレスのようなボックス席があると思えば、カフェ風のローテーブル・チェア、もちろんカウンターもある。 さらに、屋外のテラス席や靴を脱いで利用する「こあがり席」、予約制のパーティールームもあった。パーティールームはオープンから間もないこともあり、通常開放されていたが今後は予約制にするという。 店舗数は22。有名どころのチェーンとしては丸亀製麺、サーティワン アイスクリーム。さらに、ミスドやマックではなく、クリスピー・クリーム・ドーナツ、サブウェイ、フレッシュネスバーガーがあって、「普通なんだけど、ちょっと違って、それがいい」という絶妙な顔ぶれだ。
■秩父の名店と、ハノイの味を楽しむ それにしても人が多い。しかし、所沢という立地だからだろうか、都内のフードコートと比較して通路が何となくだが広く感じ、移動にストレスはそこまでない。 家族連れなど団体が多いので、競争率が低いとみられるカウンター席に照準を合わせてうろうろする。 どこの店で食べようかチェックしながら、10分ほど歩いたろうか、無事に座席を確保。今回は「秩父名物豚味噌丼 ちんばた」と「フォーティントーキョー」に決めた。
ちんばたは、店名の通り秩父名物の豚味噌丼を扱う店である。秩父にある店は、開店前に行かないとものすごい行列になる、超人気店。私も行ったことがあり、まさかあの味を所沢で楽しめるとは思いもよらず、目を引かれた。 味噌豚だけでなく、これまた秩父名物のわらじカツやみそポテト、さらに人気ウイスキーのイチローズモルトも楽しめるのは「すごい」の一言。厨房では炭火で肉を焼く様子も見られ、食欲をそそる。味噌豚とわらじカツのW丼を注文した。