寝台列車に乗ってみたいです!切符が「乗車券・特急券・寝台券」の3つに分かれていると聞きました。料金設定はどのようになっていますか?
一度は寝台列車に乗って旅行をしてみたいと考える人は多いでしょう。しかし、寝台列車の切符は、乗車券、特急券、寝台券と3つに分かれており、料金設定がいまいち分かりにくいかもしれません。本記事では、寝台列車の料金を紹介するとともに、現在運行している寝台列車を紹介します。 ▼新幹線で1人で「2席分」の購入はNGなの? 規則を確認
寝台列車とは
寝台列車とは、長距離移動を快適に行うための特別な列車で、車両内に横になれるスペースが設置されています。乗車中にリクライニングシートやベッドでゆっくり眠り、翌朝には目的地に到着できる便利な移動手段です。
寝台列車は座席の種類によって料金が異なる
一般的な寝台列車は、夜に出発して翌朝に目的地に到着します。寝台列車を利用するためには、以下の3種類の切符の購入が必要です。 ・乗車券 ・特急券 ・寝台券 寝台券とは列車内の寝台を予約するための券で、寝台のグレードによって料金が変動します。サンライズ出雲で東京駅から出雲市駅まで移動する場合の料金設定と、サンライズ瀬戸で東京駅から高松駅まで移動する場合の料金設定は、以下表1の通りです。 表1
出典:各サイトより筆者作成 寝台列車は座席の種類によって料金が異なり、寝台のグレードによって追加料金が発生します。 ■新幹線で向かう場合の料金 新幹線を利用して、東京から出雲市や高松に向かう場合の料金は以下の通りです。 ・東京-出雲市:2万1090円 ・東京-高松:1万7580円 新幹線を利用すれば寝台列車よりも移動時間を大幅に短縮できますが、寝台列車には快適な宿泊機能が付いています。旅行の目的やニーズに応じてどちらを利用するか決めるとよいでしょう。
現役で走行している寝台列車
ここでは、現役で走行している寝台列車のサンライズ出雲・瀬戸とカシオペア紀行を紹介します。寝台列車での旅行を検討している方はぜひ参考にしてください。 ■サンライズ出雲・瀬戸 定期運転を行う寝台特急には、サンライズ出雲とサンライズ瀬戸があります。温かな雰囲気とホテル並みの設備を備えており、長距離移動を快適に演出しています。乗車中は都会の景色や、さまざまな自然の景観を楽しめるでしょう。 サンライズ出雲は、東京都から島根県の出雲市を結ぶ寝台列車です。途中駅では、備中高梁城や松江城、出雲大社といった歴史的な建造物を見られます。また、出雲そばや鳥取のカニなど、おいしいごはんも堪能できるエリアといえます。 一方のサンライズ瀬戸は、東京都から瀬戸大橋を渡って四国へ向かい、香川県の高松市を結ぶ寝台列車です。瀬戸大橋からの壮大な景色や、時間が合えば日の出を楽しめるでしょう。 ■カシオペア紀行 カシオペア紀行は、かつて定期寝台列車として人気を集めたカシオペアを復活させた、臨時の寝台列車です。ツアー形式で運行され、上野駅から東日本の目的地に向かいます。 カシオペアスイートは1編成に1部屋しかない展望室タイプのスイートで、三面ガラスの車窓から素晴らしい景色を楽しめます。また、12号車にはラウンジカーがあり、乗客は2階で星空や朝焼けの空も堪能できるでしょう。
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