宮川花子会見(全文2)大助「嫁はんに『余命6か月です』...そこからのスタートでした」
医師「病院に行くことで逆にしんどくなるとか恐怖感を持たれたのかな」
大助:先生、本当にいま、復帰に向けて女房がこういう状態でいますけど、この病気というのは先生、こういう治療で皆さんがんばれるんですか? 天野医師:そうですね、今回、最初に治療を5か月間受けられなかったというのは、おそらく副作用ですね。副作用とか病院で詳しく説明を受けると、患者さんというのは悪い方に意識がいっちゃうんですよね。もちろん副作用よりも治療効果が高いからお薬を使っているんですけど、治るという薬の効果よりも、副作用でこれだけしんどいことが起こりますよというのを聞いてそっちが頭に残っちゃうことがあるんですね。花子さんの場合もそれが非常に頭に残ってしまって、病院に行くことで逆にしんどくなるとか恐怖感を持たれたのかなと僕は推測してるんですけど。 大助:嫁はんが踏ん切りがつかなかったみたいです 天野医師:だから本当に遅れちゃったというところはあるんですが、そのような経験というものをやはり今回得られて、ここ(胸)から下の感覚がない人間がですね、元に戻って足動き出すって、そんな経験を持たれてる方、おられないと思いますよ。すごい体験をされているわけですから、僕が今回でてきたのは、それを自分の口から話したいといわれたんですね。病気というのは今の治療をきっちり受けていただいて、それはどうなるかわからないですけども、少なくとも今の医療は最善を尽くしてやっている治療だと思いますので、そういった副作用もあると思うんですが、きっちり治療を受けていただければ最良の方向へ向かうんではないかと考えられるんです。5か月間の期間にお仕事をされてたわけですし、そのことを無駄にはしてほしくないですし、花子さんがそうした経験をされたことで、皆さんが同じことをされないように私の口から言いたいといわれまして、公表することになりました。 発表のタイミングが今になったのは、私は漫才師なんで笑えない状況で言いたくないんです。笑える状況になってから病名を言いたい、と言われました。私が漫才師というお仕事のプロ根性から生まれたものです。周りの人がなんでと泣いてしまう状況でお仕事をしたくない。あえてこの時期に伝えたいということで同校させていただきました。 大助:そうなんですか。先生と二人でマネジャーいれて、自分のやりたい風にと言ってたんですが、段取りを初めて知りました。