プロ野球界の“金ピカ男”、「僕は目立ちたくはない」の真意 推しグループのGENICにも金言
辰己が緊張しない秘訣は「自分がどう見られているか気にしない」
――辰己選手は「NPB AWARDS」でちょんまげ袴や甲冑姿、殺人鬼を模したスタイルのコスプレ3連発、三井ゴールデン・グラブ賞の授賞式では全身ゴールドコーデと、度肝を抜く演出が反響を呼びました。GENICのメンバーの目には、辰己選手のエンターテイナーぶりはどのように映っていますか? 雨宮翔(以下、雨宮)「(今年7月の)『ES CON FIELD ブルー カーペットショー』でGENICのグッズを身に着けてくださったのがうれしかったです。他の選手がスーツで決めている中でも、誰もやらないだろうという奇想天外さ、辰己選手ならではのユーモアさで、GENICをあの舞台に連れて行ってくださった。GENICの“8人目のメンバー”として、つながりを作ってくださることには感謝とともに、尊敬の念でいっぱいです」 西本茉生(以下、西本)「アイデアが出たとしても、それを行動に移せるメンタルの強さが何よりも凄いです(笑)」 小池竜暉(以下、小池)「表彰式はドレスコード的なものがあると思いますけど、それを取っ払ってグッと突き抜けて魅せる力には驚かされます。GENICのメンバーの1人として見ても、常識を打ち破っていく先陣を切ってくれているので(笑)、僕たちもあまり型にとらわれすぎず、いろんなことを表現していかなきゃいけないと辰己選手の背中を見て感じました」 辰己「誰もやらないからやっているだけで(笑)。やればいいのに、って思ってますよ」 増子敦貴(以下、増子)「あー。なるほど!」 辰己「ルールの範囲内でやっていますから(笑)」 GENIC一同「(笑)」 辰己「GENICの7人に関しては、すばらしい歌唱力、作詞力、ダンスを持っているので、僕を見習わなくていいというか、これまで通りでいいかなと。僕はぶっ飛んでいるんで、8人目のメンバーとして自由にやらせてもらっています(笑)」 ――この機会に、GENICから辰己選手にお互いに聞いておきたいことはありますか? 金谷「最近のマイブームは何ですか?」 辰己「実は僕、この間まで野球をやっていて(笑)」 GENIC一同「(笑)」 辰己「野球のことしか考えていなかったです。意外に仕事には真摯に向き合うタイプなので。ハマっているものはないです。すみません(笑)」 増子「辰己選手が緊張しない秘訣は何ですか?」 辰己「あまり人からの評価というか、自分がどう見られているか気にしないので。『俺は俺』という感じ。自分のことよりも、GENICのことに集中しています(笑)」 小池「辰己選手の得点圏での安心感・信頼感が凄いです。僕も野球をやっていたんですけど、2ストライクと追い込まれて、絶対振るだろうという釣り球に手を出さない。あの選球眼も緊張しないからなんですかね?」 辰己「真剣に野球の話をすると、勝負を焦らないこと。自分も追い込まれているけど、相手も追い込まれているので。相手からしたら(仕留める)チャンスですけど、追い込んでいるのに打たれたりしたら、その分ダメージもでかい。『打たれてはいけない』『甘く投げてはいけない』ということは、ピッチャーも追い込まれていると僕は読み取っていて、『相手も追い込まれているなら』と開き直ってます。冷静に、勝負は急がない。そういう心理状況ですね」 小池「(メンタルが)強すぎる…」 辰己「たぶん、『ドーム公演を早くしたい』と焦っていたらつまずく可能性もあると思うので、まずは今後控える武道館に向かってどうやったら出られるのか大人の方々と相談しつつ、もぐり込む方法を冷静に判断していきたいと思います(笑)」