天王星食が同時に見られるのは今世紀最後 11月8日の皆既月食を解説
月が地球の影に完全に隠れる皆既月食が11月8日(火)に全国で見られます。今回は約86分間も皆既食が続き、時間帯も早いため観察には好条件です。
月食の時刻は日本全国どこで観察しても同じです。東の空に浮かぶ満月が徐々に欠け始め、19時16分から20時42分まで約86分間も皆既食が続きます。
また、月が天王星を隠す天王星食も起こります。皆既食中に惑星食が起こるのは非常に珍しく、日本では「442年ぶり」で「今世紀最後」です。天王星食が見られる時刻は20時41分から21時22分ごろまでと予想されています。天王星はやや暗いため、双眼鏡や望遠鏡を使うと観察しやすいでしょう。