【あなたのスクーター、シロくないですか?】プラパーツの白化を防ぐためには?
プラスチックのツヤ出しはシリコンで
プラスチックには油分を追加する事でしかツヤが出ません。 コーティング剤などには「油分を足す」という工程がありません。 油分が抜けていく事でプラスチックは柔軟性を失い、紫外線からダメージを受け易くなり白くなります。 目安としてはプラスチックのツヤ感がなんとなく落ちているように見えたら、シリコンスプレーを使うタイミングです。 ツヤ感が抜けきってからシリコンスプレーを使用しても、プラスチックにシリコンオイルが染み込み辛くなるため、ツヤを復活させる事が非常に難しくなります。 なので新車時、あるいはプラスチックパーツが新しいうちから早め早めの対処がポイントとなります。 例えるのであればレザー製品にオイルを塗り込む行為に近いかもしれません。 プラスチックパーツも同じです。柔軟性が失われない事が重要になります。
まずは無溶剤のシリコンスプレーを用意
光沢を復活させる事を目的とした製品が多く存在しますが、石油系溶剤が入っている事がほとんどなため、頻繁に使うには向かない事が多いです。(溶剤の強さなどにもよります) また、基本的には溶剤とは書いて字の如く溶かす物なので、長い目でみた場合には何らかの影響が出る可能性もあります。 もしちょっとためしてみたい程度という事であれば、安い製品でも無溶剤と明記されれているシリコンスプレーを選んでみてください。 効果は薄いと思いますがその分、回数をこなしてみてください。 ホームセンターに行けばだいたい売っています。 よく判らないし実際に効果があるのか怪しいと思われる方は、数百円で気軽にチャレンジする事ができます。 ────────── ペーパーウエスで拭くのが便利 ────────── 何らかの布にシリコンスプレーを取っても問題はないと思いますが、ペーパーウエスの方がいろいろな個所に使い易いです。 拭いているうちにウエスに含まれていくシリコンオイルで薄っすらツヤを出せるウエスになります。 例えばハンドル周り、メーター周りなどのツヤ出しのために使い易いです。 ────────── 心配ならウエスにスプレーしてみる ────────── いきなりプラスチックパーツにシリコンスプレーを吹いてもいいのですが、付着してしまってはよくない部分にもかかってしまう事があるので、まずウエスにスプレーをして油分を含ませてからプラスチックパーツを撫でると安全です。 効果は薄いのですが様子を見る事ができます。 ────────── 大きなパーツで周りに心配が無ければ直吹きでも! ────────── とくに対象物であるプラスチックパーツの周りに、シリコンオイルが付着して困る物が無いと思われる状況であれば、様子を見ながら直に吹き付けても大丈夫です。 他に飛んで行かないようにウエスで軽く覆いながらスプレーをするといいです。 ただ、あまり至近距離で吹き付けるとムラが発生します。 まんべんなく自然にスプレーをするのがポイントです。 ────────── 大きなパーツから小さなパーツの順番で ────────── 大きなプラスチックパーツから小さなプラスチックパーツを順番に拭いていくと、自然な仕上がりになり易いです。 小さく細かいパーツで、周りにシリコンオイルを付着させたくない個所には、シリコンオイルを含んだウエスで軽く撫でるように拭く事で自然な仕上がりにできます。