マイナ保険証に「とんでもにゃあ」と反発 名古屋・河村市長が定例会見
マイナ保険証に「とんでもにゃあ」と反発 名古屋・河村市長が定例会見
名古屋市の河村たかし市長は17日、市役所で定例記者会見に臨んだ。政府がマイナンバーカードと保険証を一体化させる方針を示したことに対し、河村市長は「とんでもにゃあですわ。百歩譲っても(カード取得を義務化させる)法律を出さなあかんです」と反発。政府に方針の撤回を求めて抗議する意向を示した。 【動画】名古屋・河村市長が定例会見(2022年10月17日)
「政府のしかるべきところに抗議に行く」と表明
河村市長は当初からマイナンバーカードの導入に反対してきた。保険証として医療や薬の処方で利用される可能性には「それほど便利ですか。医療の中でやりゃあいいじゃないですか。国家権力が統一したカードを持たせて、あらゆる情報を収集するというのは社会主義か共産主義だ」と指摘した。 政府に対しては「総理大臣、官房長官、医療で使うなら厚労大臣、総務大臣、学校まで使うというんなら文部大臣…その辺のところに抗議に行く」とし、抗議文の案を作っていると明らかにした。
愛知県知事選候補「探しているが、まだ定まっていない」
来年1月19日告示、2月5日投開票の日程が決まった愛知県知事選で、河村市長が率いる地域政党「減税日本」からの候補者擁立については「必死になって…というほどでもにゃあですけど、探しておりまして、なかなかまだ定まっておりません」と述べた。 候補者探しの期限を問われると、「(擁立する)人にもよりますけど、常識的には今月中にも決めなきゃいかん。だけど、知事選なんかで著名人が出てくるときなどは、ものすごく近い場合もあるんじゃないですか」とした。 大村秀章知事との不仲が公然と続くことについては「そりゃ、異常ですわ」とした上で、災害時などの県と市の連携に影響がないかと問われると「ぜんぜんないと思いますよ。いくらケンカしとっても必要だったら私も電話ぐらいする。県民の皆さんには一切不利にならんように気を付けている」などと話した。 (関口威人/nameken)