「慎重育成」vs.「興行優先」中日ドラ1・金丸夢斗の指導方針を巡り井上監督と球団幹部が衝突!?
金の卵の育て方
今年のドラフト会議で中日が1位指名した関西大の金丸夢斗投手(21)の指導方針を巡り、早くも井上一樹監督(53)が球団と衝突しているという。 【写真を見る】幸せオーラに溢れ…球団関係者と高級寿司店から出てきた菊池雄星&瑠美夫人 「今秋のドラフトは明治大の宗山塁(21)と金丸、いずれかを獲得できた時点で〝勝ち組〟と言われていた。Bクラスの楽天と中日が獲得できたのは、戦力均衡を考えれば喜ばしいこと」(パ・リーグ球団スカウト) 今オフ、中日は長らく主砲として活躍してきたダヤン・ビシエド(35)、抑えのライデル・マルティネス(28)、ポスティングシステムによる米メジャーリーグ移籍を目指す小笠原慎之介(27)などを失う可能性が高く、すさまじい戦力ダウンが予想される。それだけに、期待の新戦力・金丸の育成は球団の最重要課題だ。 「井上監督は2軍監督を務めた経験があり、育成の大切さを身に染みて理解しています。〝金の卵〟である金丸の育成プランを綿密に練っているようで、状態によっては春季キャンプを2軍でスタートさせ、じっくりと成長を見守ることも想定している。 ところが、興行を優先する球団首脳は『金丸は1軍キャンプからスタートさせ、開幕ローテーション入りさせてほしい』と井上監督に迫っているというのです。プロの世界が甘くないことを知っている井上監督は、『球団は本気でチームを強くしようと考えているのか』と怒ったのだとか。チームの改革を託した井上監督と早々に衝突しているようでは、先が思いやられます……」(球団関係者) ◆「俺が面倒を見てやる」 金丸投手を巡って、早くも球団のおひざ元の名古屋のタニマチたちが腕をぶしているという。たとえば、さる地元企業のトップは、これまで数多くの若手投手陣たちを個人的に〝支援〟してきたことで知られている。 「金丸くん? もちろん支援させていただきますよ。2月の春季キャンプで初顔合わせできるよう、すでに『会食へ連れてくるように』と頼んでいます。 一緒に写真を撮って、サインも欲しい! 同じタニマチ仲間のオーナー企業社長と『高橋宏斗(22)と同世代で、間違いなくドラゴンズをけん引していく投手。一生懸命面倒見て、大成させたいね』なんて話していますよ!」 12月4日に球団と仮契約を結んだ金丸。いよいよプロ生活をスタートさせた金の卵を、“難敵”たちが手ぐすね引いて待っている……。
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